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組子職人が日々のおもいをブログにつづります

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1959年2月 株式会社タニハタ(谷端組子店)は創業しました。
それから半世紀・・・ 

創業者である父は3年前に他界しましたが、その熱いものづくりの精神は
当社の職人達の心に引き継がれています。


日本経済は今ドン底の状況ですが、当社への注文、見積もりなどはお陰様で昨年以上のペースでいただいております。

こうして会社が存続しているのも当社をお引き立ていただきましたお客様の
お陰とおもっております。

そこで皆様に感謝の気持ちをこめて
タニハタでは創業50周年記念キャンペーンを企画しました。

ぜひ今回のキャンペーン ご利用ください。

2月5日?2月15日まで当店で下記金額をお買い上げの方に当店オリジナル商品をプレゼントします。

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●2万円以上お買い上げの方に

菱・扇面・格子柄 組子3点セット


●10万円以上お買い上げの方に

小衝立(連峰)
・接木技法(杉材とヒバ材)で製作したミニ衝立です
・寸法 幅 595ミリ(二連合わせて)×高さ140ミリ×厚み12ミリ
・写真の花器は付属しません。


・数に限りがございます。 一送り先につき一セットのみプレゼントになります。




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【タニハタ 創業50周年を迎えて】     谷端 信夫



先日、日本テレビ ダッシュ村という番組で<手作りの石臼>で引いた蕎麦を食べるシーンがありました。

(ダッシュ村は日本古来の生活・物作りを再現し放映している素晴らしい番組ですね。)

人の手で石を削りだして、臼を作るシーンはどんなCGもかなわない迫力、重みがありました。


3人の子供たちも「すご?い」といいながら食い入るようにテレビを見ていました。


日本は「木」や「土」の文化だとおもっていましたので、「こんな技法もあるのか」とそのシーンを見て驚き、私もとても勉強になりました。
(最後に蕎麦を食べるシーンは感動さえありました。)



この番組をみていくつか感じたことがあります。

●昔からの技術を伝承する人達が減っている現実

私の会社もたくさんの職人をかかえ、異業種の職人の方達とも親交があります。
しかし、昔ながらの手づくりの技術を維持・伝承することがとても困難な現実があるということも 多くの人にわかっていただきたいとおもいます。



「こういう伝統技術は大切なものだ」

と理解される方は結構いらっしゃいます。

しかし、そういう素晴らしい技術で作られた昔ながらの製品を現実に購入される方はとても少ないのです。

購入される方がいないということは、職人の生活が成り立たないということです。(技術伝承も途絶えます。)

私の周りの(素晴らしい技術を持った)職人達もたくさん廃業していきました。





また、社会制度も職人を作り出すシステムではなくなっているという現実があります。

昔の徒弟制度と違い、今の職人は組織や会社に入ると厚生年金などの加入が義務づけられます。最低賃金も決められていますので、即戦力が求められます。(効率的・合理的にもの作りをしなければなりません。)

修行時期を設けて手作りでチマチマ作っているより、機械で即仕上がることが求められるのです。

製作日数=コスト=会社の利益・存続につながるからです。

働いている若い職人も給料・休日がたくさん欲しいので手っ取り早く仕事を覚えたがります。

しかし、私はこれに疑問を持っています。


最近の住宅現場に行くと驚くことがあります。

それはカンナや胴突き(のこぎり)、ノミが使えない職人が増えていることです。
組子職人がそれらの道具を使うのを見て、感嘆の声をあげる職人(?)も珍しくないのです。

(逆にその姿を見て感嘆する私がいます・・。)



電動ドライバーやエアータッカー(電動釘留め)でパンパンと効率的にモノ作りすることも素晴らしい技術ですが、やはり私の考える職人像とはどこか違うのです。



電気がないとモノが作れない職人は本来の意味する職人とは違う気がします。
(建築・建具の分野での話しです。 精密機械などの職人の世界はまた違います。)


もちろん当社でも機械を使ってモノづくりはしますが、電気がなくてもモノづくりができる職人を育てています。

しかしそのためには、今の生活に合った商品を企画・提案・販売する工夫を
経営者、職人達もしなくてはなりません。

プライドは大切ですが、「俺たちの作るものが一番良いモノなんだ!」と自己満足ではあってはいけないとおもっています。

これからの職人は

常に謙虚であること
昔の技術・モノを大切にしながらも(習得しながらも)
新しい技術・情報も積極的に仕事に取り入れていくことだと私は思います。
そして精神の根底に「その商品・サービスを利用する人を思いやる心」があることです。

(自分勝手な職人が多いのも事実なのです。)


社会の人達もそういう職人が作り出す商品の価値をわかっていただけるように(ちゃんと価値を見いだし商品を買ってくれるよう)なればいいとおもいます。




●モノに感謝する心 モノを大切にする心 魂の仕事

番組では苦労しながら石臼を作り出すシーンがありました。
そのように苦労して作り出したものを、その人達はこれから手荒に扱うことがあるでしょうか? 
また、そういう場面を見た人達はどうでしょう?



そういう生活をしていると大地から生まれた素材に(今回の場合、石、木、蕎麦でしたが)感謝する心が芽生えてきます。

それらを作り出してくれた自然や人たち、神様に感謝する心 「ありがとう」という気持ちが出てきます。

心のこもっていない大量生産の商品、大量販売のシステムで荒廃してしまった日本人の心を取り戻すのは簡単ではありません。
今まで優良で素晴らしいと思っていた会社が、いらないモノを切り捨てるように
簡単に社員をやめさせるニュースを見て、愕然とした人も多いと思います。


子供、女姓、高齢者などを狙った凶悪な事件も増えています。


いったい我々日本人はどこに向かっていくのでしょうか?


もし 日本人の心を再び取りもどすことが可能とすれば
<魂をこめた仕事をすること そしてそういう人を育てること>だと私は考えます。

私達の業界(職人)ならば「職人魂」を持って仕事をすることです。

新聞記者ならば 記者魂、
役者ならば・・
政治家ならば・・
教育者ならば・・

それぞれの業界、分野には昔からそういう人達がいたとおもいます。



自分の命と引き換えの仕事も時にはあるかもしれません。


ほんの少しだけ自分の心をちぎって商品(サービス)に入れ込み仕事をする・・。

その製品を使う人が、優しい心(愛着)をもっていつまでも使用していただけるように相手のことを考えながら・・。




そんな職人や人達が増えてくれるよう、

人や物を大切にする社会になるように、

日本の社会が数字や量を追いかける社会から

「質を大切にする社会」に向かっていくことを願いながら

私は職人・社員達とともにこれからまた50年がんばり続けます。

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タニハタスタッフ株式会社タニハタは昭和34年に谷端組子店として創業しました。創業以来、組子一筋でやってきました。
モノづくりを極めようとする職人集団のブログです。
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