地元新聞・トップページに「家づくりも地産地消」というタイトルの記事が掲載されました。富山産の杉材が家の構造材に使用されることが多くなっているという記事です。
遠方から材料を運ぶと化石燃料を使いCO2が大量に発生します。
地元の杉材を使うことでCO2削減につながります。
また、地元木材を使うことで森林を手入れする人、カネ、設備が動き、
それらを管理するシステムができてきます。
人が管理しない<荒れた山>が日本各地に多くなっている現在
外材を使うくらいなら、環境のことを考えて、日本の将来を考えて、
地元の木材を使いましょう・・・
この流れは全国的なものになっているとおもいます。
(当然ですね。)
私も5年ほど前にある小売店さんのバイヤーの方からこの問題を投げかけられました。
「なんでタニハタさんは地元の木材を使わないで外国の木材を使うのですか?日本の木材を使うことでいろいろな問題が解決しますよ。」
(一点だけ誤解があります。日本の杉や檜などもタニハタでは使っています。ただし、全体の使用量の二割ほどです。)
私は最初に上記のことをお話しさせていただき
そして、日本の(地元の)木材の問題点をお話しさせていただきました。
(なぜ二割しか使わないのか?)
1 数量の安定供給(安定的な仕入れ)ができない
国産の場合、人件費・手間がかかり、切っても儲からない・・・
だから数量が出回らない・・・
(購入する側としてはあてにできない材料ということになります。)
2 品質の問題
国産材は外国産とあまり金額が変わらない、という人もいます。
それはかなり大雑把な言い方です。
外材と地元材を同じお金・量で購入した場合、品質は外材が勝ります。
(というよりも国産材の出回っている量が少ないので良材があまり
でてこない・・・といった方が正しいでしょうか。)
地元材で建具を製作すると最低でも3割から二倍ほど高くなります。また、納期が遅延するリスクも発生します。
バイヤーの方には上記をお話してやっと納得していただけました。
日本の森林資源は約40億立方メートルの蓄積があるそうです。(人工林約23億、天然林が約17億)、天然林よりも人が植えた人工林の方がすでに上回っているのです。
しかし、木を植えたはいいが、管理する人がいない・・・
(木を植えています!をキャッチコピーにしている会社がありますが、
植えることより、それを何十年と維持していく手間が大変なのです。)
山が荒れて、国産材の品質が落ち、売れない・・・
そして管理する人がいなくなる・・
負のスパイラルを解決するにはどうすればいいのか?
私は国産材を使おう、という考えにはもちろん大賛成です。
私自身、それを使うためにあらゆる場所を回りました・・。
しかし、いろいろな壁にぶつかりました。
その結果、私なりにひとつの答えを出しました。
長くなりそうですので、また改めてブログでお話しさせていただきます。
※冒頭の新聞の社会面には「役所にクマ、侵入」という見出しも
ありました。これも今回の問題につながっています・・。
ん・・ 根が深い・・。
