株式会社タニハタ 木について知っていただきたいこと

お問い合せ English site

欄間 三種組分らんま 富山

HOME > 品質について > 木について知っていただきたいこと

天然木材の長所短所

日本の木材について

日本の国土面積の約3分の2は森林が占める世界有数の森林大国です。

木の国である日本では、縄文時代よりその「木」を主材料にして、
寺院や家などの建築物、民芸品、工芸品などを作ってきました。

日本の木材には「天然林」と人の手で木を植えて管理する「人工林」があります。

割合としては天然林が日本の森林の約5割を占め、人工林は約4割になります。
(他の一割は竹林など)人工林は、杉、またはひのきなどの針葉樹が占めます。
(天然の木材は伐採規制などから一般市場ではほとんど入手できなくなりまし た。)

市場で売れるような一人前の木になるまで要する年月は杉やひのきなどの針葉樹で60~80年、幹が太くゆっくり育つ広葉樹は、150から200年かかると言われています。

経済効率で考えると、早く育つ杉をたくさん植えて、伐採し販売した方が良い、という考えになります。
また、広葉樹よりも、柔らかく加工しやすいという利点もあります。
このような理由から戦後復興で木材が不足した昭和30年代に日本中に杉やひのきが植えられました。

しかしその後、価格の安く良質な木材が海外からどんどん入ってくるようになり、
日本の木材はあまり使用されなくなってしまいました。

「杉やひのきを育てても、お金にならない。」という理由で木はそのままの状態になり、山は荒れ始めました。

人工林は、間伐したり、草刈りしたりと人の手で管理しないと市場で売れる製品になりません。

価格の面、品質の面でどんどん海外木材との差がついてきて「売れない」スパイラルに陥ってきました。

花粉症の人が急増した理由に、この荒れた山から飛散してくる杉花粉が原因に挙げられます。

これらを解決するためには日本の木材をいろいろな製品の原料として使用すること。
(木材管理する人を増やし、利益を増やし、業界を活発にすること。)

木材は日本の大切な資源・資産でもあります。
また木材にはCO2の削減効果もあり、環境問題の観点からもタニハタでは、
極力日本の木材(杉 ひのき)を使用していきたいと考えております。
七世紀に建てられた世界最古の木造建築「法隆寺」。
当時の材料(桧)が、今も使用されています。

木材のもつ機能について

木は他の素材とちがい、人間と同じように呼吸して、時間とともに成長する、人間に1番近い素材と言われています。
特にムク・白木(塗装をしていない)材料は切って商品にした後も呼吸(部屋の調湿作用)をおこない、
木の本来の香りを放ち、やさしい色合い・ ぬくもりは人の心を和ませ、使用するほどに味わいがでてきます。

また、天然の木の色は目に最も優しい色とも言われています。
木の部屋に入ると心が和むのはそういう「色」「香り」「温かみのある質感」を
コンクリートに囲まれた現代人が必要としているからかもしれません。
木(白木)には下記写真のようにキズを復元する機能が備わっています。 しかし呼吸する(木が収縮をくり返す)ことがムク・白木材の長所でもあり短所でもあります。湿度の多い時期、少ない時期、また乾燥した大平洋側、雪の多い日本海側、室内、屋外など時期、地域、使用される場所により商品が使用中に微妙に変化します。
木が裸の状態である白木は木の良さを最も感じることができる反面、デリケートなものでもあります。

(ちなみに家具やドアなどに使用されることが多いウレタン塗装などは木の表面に膜を作ることで木の劣化を防ぎます。ただし、上記にあげた木の特徴はなくなります。※1)
天然木材 組子 タニハタ

熟練した職人が材料を選別し、検品を行います。

タニハタでは材料に乾燥材を使用し、職人が材料を選別し、検品を行い、商品になったあともお客様が快適に御使用になられるよう商品づくりをしておりますが、ムク材の性質上、(屋外で使用される場合  ※2)検品・出荷後に反りなどを発生させることがあります。

特にひどいものでない限り、ご使用には差し支えはありませんが、お客様にはこのあたりをお含み置きの上、御利用いただけますようお願い申しあげます。
(もちろんお送りした段階でご使用に差し支えるような問題が発生した場合は交換させていただきます。)

現在、市場に出回っている商品は貼りモノが主流です。
MDFやLVLなど木の粉や薄板を接着剤と練り合わせて製作した人工木材などの基板材料に、印刷した塩化ビニールや紙を貼って木のようにしています。
最近の室内に使用されているドアや枠材などは現在、ほとんどがこれです。印刷技術が発達して凹凸などもあり、 一見、本当の木にみえます。(下写真)

御自宅のドアなど眼をこらして見て下さい。
木の特徴はなくなりますが、大量生産向き 品質が安定する 安価という特徴があります。少しグレードの高いものになると本物の木をスライスしたものを貼ってより木に近くしています。

上記のような工場で作られら人工木材に対してタニハタでは天然林、人工林を合わせて「天然材」と呼んで区別しています。
木目を印刷した紙の貼りモノ 組子 タニハタ

木の加工方法

職人 木 加工 組子 タニハタ
タニハタのらんま、間仕切り、建具などは全品針葉樹を使用しています。基本的に塗装を施さない組子商品には、カンナ仕上がりの綺麗な針葉樹が使用されます。

天然材(針葉樹)の最大の欠点のひとつは、アテ(曲がりが強い部分)が多いのでよく選別しなくてはなりません。曲がった木の部分というのは誰でも選別することができますが、「曲がりそうなまっすぐな木」を選別するのが大変なのです。

木目や重さ、温度(アテ材はなぜか少し冷たい)、質感を見ながら1本1本、職人が選別します。
それでも木は曲がる場合があります。曲がりそうな木は曲がっても問題がない部材へ使用したりします。

人間と同じで木も全て良材ばかりではありません。
上記写真のような欠点のある素材の方が多いのです。
そんな素材でも使う場所によっては問題なく使用することができます。
当店の選別作業はそこまでの(どこにどの素材を使用するかを決める)作業を言います。

作業効率を高めるため、また木が反るなどのクレーム発生率を下げるために量産メーカー(安い市販の木製品)は人工木材を使用します。

木製品は「消耗品」だという考え方ならばそれでいいのかもしれません。
でも、限りある資源を利用して少しでも長く使用してもらえる商品を作ることが私たちの役目だと思っています。

木の仕上げの方法は商品により違います。通常、材料を引き割った後、荒挽き(写真)、プレーナーという機械で荒削りします。コストが限定されている商品の場合、この中で特に仕上がりの悪いものだけをカンナで削ります。 (表面をサンドペーパーで仕上げることもあります。) 欄間(ランマ)は基本的には全てカンナ(超仕上げ)をかけます。

木の種類

針葉樹にもいろいろありますが、当店では下記の種類の木を使用しています。

■木曽(きそ)ひのき[産地 長野県]・・・材質的に安定した歪みの少ない木材として、その高貴な香りとともに日本人に愛されてきました。
■スプルス[産地 北米]・・・品質にムラがなく加工性が良いために建具・家具・建築などいろいろな用途に使用されています。
■神代(じんだい)杉(すぎ)[全国]・・千年から数万年の長い時間地中に埋没していた杉でとても希少価値の高い材料です。
■秋田(あきた)杉(すぎ)[産地 秋田県]・・・木曽ひのきと並んで日本で最も高級な木材。美しい木目と質感は使うほどに味わいがでてきます。
■杉[産地 北陸~東北]・・・秋田杉より木目が粗く、色の区別がはっきりしています。組子で使用するには厳選が必要です。

詳しくはベイヒバ・杉・木曽ひのきでご確認ください。
針葉樹素材 一覧写真 組子 タニハタ
画像クリックで拡大
○印は、ベイヒバ材と杉材(赤身)は常備在庫している材料でタニハタでは標準材として使用しております。
価格もリーズナブルで、品質も安定しています。 常に在庫している材料ですので短納期にも対応できる材料です。
他の材料は、少量在庫ですので、たくさん枚数を使用する現場、大きなサイズのデザインの場合は事前にご相談ください。
※上記写真は、全品針葉樹になります。
ちなみに家具の素材は広葉樹(オーク、カバ、サクラ、ケヤキなど)になります。
針葉樹、広葉樹の大きな違いは硬さと仕上がり感です。
家具はテーブルやイス、キャビネットなど立体的で全体の強度が建具より必要とされます。
建具は長い部材を主に使いますので、比較的まっすぐな素材(針葉樹)が必要とされます。
また障子や襖などは無塗装が基本ですので、導管が細い(無塗装の仕上がりが綺麗な)針葉樹がよく使用されます。
※(ここでいう建具は障子や襖などを差します。ドアはオークなどの広葉樹を使用します。)


ベイヒバ・杉・木曽ひのき
放射線量・ホルムアルデヒト測定

HOME > 品質について > 木について知っていただきたいこと

 サイト内検索   www検索

製品 Kumiko Design List

組子欄間 間仕切り 住宅 タニハタ
熟練の職人が製作する最高級住宅用組子らんま
組子障子 引き戸 格子戸 タニハタ
日本の伝統的文様を散りばめた格子の引き戸
組子欄間 間仕切り 店舗 タニハタ
店舗・ホテルなどの大空間に自由度の高い組子
特別意匠組子 組子 タニハタ
各種文様を織り交ぜて製作するカスタムメイド

文様デザイン Kumiko Design List

文様デザイン 麻の葉
麻の葉
文様デザイン 胡麻
胡麻
文様デザイン 桜
桜
文様デザイン 蜀江
蜀江
文様デザイン 紗綾形崩し
紗綾形崩し
文様デザイン 井筒割菱
井筒割菱
文様デザイン 割菱つなぎ
割菱つなぎ
文様デザイン 三重菱
三重菱
文様デザイン 千本格子
千本格子
文様デザイン 枡格子
枡格子
文様デザイン 青海波
青海波
文様デザイン 七宝
七宝
文様デザイン 角麻
角麻
文様デザイン かさね竜胆
かさね竜胆
文様デザイン 籠目
籠目
文様デザイン 三つ組手亀甲
三つ組手亀甲
文様デザイン 分銅輪つなぎ
分銅輪つなぎ
文様デザイン 積石亀甲
積石亀甲
組子文様デザイン比較 一覧
お客様の地域・空間・想いに合わせたデザイン 全18種
組子サンプル ミニ組子
ミニサイズで仕上げた自由度の高い組子

Information

タニハタ組子の特長
タニハタ組子の特長
環境と共に歩むモノづくり
環境と共に歩むモノづくり
Facebook
Facebook
施工写真 お客様の声
施工実績・お客様の声
ブログ 職人の日々
tanihata's Blog

Contents

お問い合せ
お問い合せ
資料請求
資料請求
業者会員様ページ
業者会員様ページ
東京・神戸ギャラリー見学 富山工場見学 製作体験
東京・神戸・富山
ギャラリー見学
「ねこ脱走防止とびら」販売窓口について
ねこ脱走防止とびら
販売窓口について
書籍 世界に響け職人の心意気 谷端信夫著
BOOK
特注品 オーダーメイド オリジナル仕様 デザイン
TANIHATA

Copyright (C) 2012 TANIHATA. All Rights Reserved.