タニハタブログ Blog

組子らんまを作る会社<タニハタ>の日々の出来事、その思いをブログで綴ります。

最高級の神代杉、吉野杉が入荷しました。

3月決算時期ということもあり、普段手に入らない銘木をまとめて購入することができました。
(本日、かなりの量が入荷しました。)

1 建具用神代杉(赤身、柾目材)・・・建具用の神代杉を20年ぶりに購入することができました。今回入荷したものは2500年前の神代杉です。
なかなか手に入らない貴重な柾目材で、これで4~5年は在庫を気にすることはなさそうです。
腰板用の神代杉も入荷。重厚で美しい杢目です。
大きな神代杉の天板も手に入りました。

神代杉とは・・地面の中に数千年埋まっていた杉です。
過去の火山噴火活動で地中または湖沼中に埋没し、奇跡的に腐敗しなかった貴重な木材です。長い時間をかけて変色した神々しいまでの黒褐色の木肌は見るだけで威厳を感じさせます。 (神代杉組子使用例

2 神代欅・・・タニハタで神代といえば「杉」ですが、今回「神代ケヤキ天板」も購入しました。杉と同じく2500年前の欅です。

表面の割れ防止のための塗装を鉋で削り落とすと・・・深い緑色の木肌がでてきました。玉杢も混じっており、数千年の長い年月をかけて出来上がった質感が本当に美しい。。

組子の色味付けに使用する予定です。すごい組子作品ができそうです。

3 名古屋城天守閣部分のヒノキ材・・・現在、名古屋城の改修工事が続いていますが、お城の顔でもある「天守閣」に使用されたヒノキが入荷しました。挽き落とし部分になりますが、幅広の綺麗な木目です。

4 吉野杉 建具用特選材 ・・・素晴らしい杉が入荷しました。木目の幅が1ミリ弱のまっすぐな美しい柾目です。色味も良い感じです。久しぶりに吉野杉の大トロ部分が入りました。
「龍神木  樹齢200年」となっていますので、地元の人達から大切に育てられた木だと思います。
大切に使用させていただきます。

こんな杉柾目は最近では滅多にみなくなりました。素晴らしい素材です。

5 天然秋田杉・・・現在伐採禁止になっている天然秋田杉を直接秋田県まで買い付けに行って購入してきました。

「秋田杉柾平」の文字が・・

30年くらい前に伐採された在庫品ですので写真でみると痛んだ感じがありますが、上に置いてある材料を数本試しに削ってみると・・・天然ものらしいしっとりした木目がでてきました。
少しずつ時間をかけて木取り加工していきます。

この材料は、吉野杉(赤身)と同価格で販売する予定です。吉野杉も美しい良材ですが、「もう伐採できない」という部分だけで見ると天然秋田杉の方がお得かもしれません。購入される際、ご指定ください。(数量限定です)

最後に、杉では珍しい杢目がでている板を購入しました。工場の中の花台にでも使用します。

職人達もこういうすごい木に囲まれると本当に嬉しそうな表情になります。
最近お客様から「タニハタ組子の特長は何ですか?」と聞かれることが増えましたが、技術やデザイン力以外に「木材にこだわる職人集団です」とお答えしています。

日本全国の木材産地から、なかなか手に入らない最高級の木材を仕入れております。そういう木材を使用することがタニハタの職人達の誇りと喜びになっています。

数百年、数千年生きてきた日本の木、それを育ててきた人達に感謝して、素材に恥じない組子仕事を続けていく職人集団であり続けたいです。