タニハタブログ Blog

組子らんまを作る会社<タニハタ>の日々の出来事、その思いをブログで綴ります。

組子とタイル デザインの共通点

 愛知県常滑市にあるINAXさんのタイルギャラリーに行ってきました。このギャラリーには、紀元前に作られたエジプト文明の頃のタイルから近代日本で製作されたタイルまで約1000点が展示されています。組子は幾何学模様の伝統意匠ですが、タイルも同じように幾何学模様の世界ということで以前から見学したいとおもっていました。

 さすが業界の雄。大きな敷地とお洒落で立派な建物です。

伝統意匠 幾何学模様入場すると、入り口にお洒落なタイルが。  意匠の勉強になります。

 

エジプトで使用されたタイルを再現したものです。
(現物のタイルは別の部屋に展示してありました。)
水のない砂漠の国では青色は特別に思い入れのある色だそうです。

 

イスラム教は、仏教やキリスト教のように偶像崇拝しない宗教です。
しかし、神様の世界を人の手で表現したい、ということでモスク(寺院)に写真のような幾何学模様を使うようになったそうです。

話は変わりますが、今年はイスラム教の祈祷所(那覇の新国際空港)にタニハタの麻の葉組子が使用されました。
(麻の葉文様を使用しても特に問題ないようです。)
人が根源的に美しいと感じる文様は、世界共通のようです。
日本の組子が世界の平和に役立ってくれれば・・・そんな気持ちで製作しました。

 

 

日本のタイル(敷瓦)は6世紀に百済から仏教と共に伝来して寺院建築とともに日本中に広がったそうです。
「組子」と同じルーツですね。麻の葉デザインも使用されていました。

 


人の目に触れることがないタイルの裏側にも文字や意匠を施しこだわりのものづくり。。
当時のタイル職人の心意気に感動します。

 

蜀江文様や七宝紋など組子意匠にもある定番デザインを見つけました。

小さなドットで表現するタイル意匠。
弊社の絵語り組子でもできそうです。

本当に素晴らしいギャラリーでした。
いつかこんな組子ギャラリーを作りたい。。

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タイルギャラリーをみてから木工機械展にも行ってきました。
(こちらが本命でした。) 

予想以上に活気があり、業界も盛り上がっているようでした。


組子専用の機械や刃物は、数は少ないですが、いろいろ並んでいました。

今年は予想以上に組子の引き合いが多く、多くのお客様に納期の面でご迷惑をおかけしました。3月にかけて最新の機械を導入して、納期の短縮に努めたいとおもっています。

充実した一日でした。