タニハタブログ Blog

組子らんまを作る会社<タニハタ>の日々の出来事、その思いをブログで綴ります。

地元の木材を使っての組子製作につきまして

「地産地消」という考え方が浸透して建築業界も極力、設置する地域の木材を使って家を建てよう、という大きな動きがあります。
当社にも「地元の木を使って組子を製作してもらえないか?」というお話しを一ヶ月に1~2件ほどいただきます。
組子の材料は、家を建てる木材などと違い、木を薄く挽き割るためにかなり厳選した木を使わないと納入した後でも品質に問題がでてくることがあります。(特に反りやねじれなど発生することがあります。)

当社では富山、吉野、長野、岐阜の組子用木材を常備在庫しておりますが、それ以外の地域の木材を使って製作する場合は組子に適した木材を探す時間が必要になります。
杉材は比較的手に入りやすいですが、組子用のヒノキ材入手は難しいです。)

また、材料を仕入れてもその状況により最低4~5ヶ月木を乾燥させる必要があります。

上記の理由から「地元の木を使って組子を製作してもらえないか?」というお問い合わせをいただいた場合は、
1 杉材ならば可能  2 注文してから最低4ヶ月ほどかかる とお答えしております。

予めご了承のほどよろしくお願い申し上げます。

組子の材料 産地指定 杉 檜
※写真は福井県に納入する組子になります。福井産の杉材でご指定いただき現在製作しております。