和風衝立・間仕切り欄間を作る組子職人のブログ TANIHATA'S BLOG

TOP和風衝立・間仕切り欄間を作る組子職人のブログ>2011年1月

組子職人が日々のおもいをブログにつづります

<雪国の宿命>といえばそれまでですが、本当に今年は雪がよく降ります。。


<雪かき>には馴れていますが、雪の積もった道路を運転するのはなかなか馴れません・・。(というか、スリップや接触事故が多くなりますので極力夜間は運転したくない、という気持ちです。。)

P1020583.jpg

タニハタの組子製品はすべて北陸・富山で製作・出荷しておりますので、大雪などの道路状況により宅配便(配送トラック)の遅れがこの時期発生することがあります。

当社では、発送時に到着時刻を極力お知らせしておりますが、この時期、遅れる場合もありますので予めご了承ください。


(極力、納期に余裕をもってご注文いただけますと助かります。)


何卒よろしくお願いいたします。



日本には古来から伝わる日本独自の文様・デザインがあります。
普段はあまり意識することはありませんが、私たちが知らない間にその文様が生活の身近なところに存在している場合があります。

 日本料理店や旅館、江戸・明治時代創業の会社のロゴマーク、社章、シンボルマーク・・・


代表的なところでは、 昨年、NHKの大河ドラマで話題になった岩崎弥太郎氏が創業した会社<三菱>のマークも岩崎家家紋「三階菱」と、土佐藩主の山内家家紋「三ツ柏」の組合せに由来して作られました。


他にも・・


わかりやすいものとして六角の亀甲(きっこう)文様の形の中に「萬 まん」の字のロゴ・・・ そうです。あの醤油を作っている有名な食品会社があります。


海外で有名なものでは、 ルイ・ヴィトンのモノグラムデザイン。
日本の家紋にヒントを得て100年以上前に製作されたといわれています。


タニハタでも最近は、日本の文様デザインや家紋の仕事(組子や彫刻製作)に関わることが多くなりました。
下記は石川県に関わるお店(百貨店)の入り口に組子障子と家紋彫刻(梅鉢紋)を当社で製作納入した例です。 P1020084.jpg


また、下記のように欄間の中に家紋を入れるお仕事も増えています。 lanmakamon.jpg


下記は、出店するお店の近くに<銀杏並木>があることから銀杏柄の格子を製作しました。 ityou.jpg



空間に日本の文様や家紋を施した間仕切り欄間を設置すると「ピリッ」とした空気を醸し出すことができます。

でも、重厚さだけではなく 何か「親しみ」も感じますよね。





 ところで先日、久しぶりに東京のゆりかもめに乗ったところ、和風文様が駅構内で掲示されていたのでパチリしました! (当社のラティスで使用している青海波デザインも見受けられます。) P1020580monyou.jpg




ゆりかもめの停車駅舎にデザインの違う和風文様が施されているようです。


お台場は東京でも新しい土地柄なので古いものや伝統とは無関係なのだろうな・・・と以前から思っていただけに何か嬉しくなりました。

無人運転で走る最先端の交通システムと日本の伝統文様・・・ ミスマッチのような感じですが、これもまた新しい<日本文様>の使われ方なのでしょう。 P1020573.jpg

「伝統」「和」の眼で見ると東京ビックサイトもお寺のデザインに見えてきます。


 P1020579.jpg
フジテレビの球体展望室が好きでよく登ります。 「和」で考えるとこれは「月」というところでしょうか?




 P1020578.jpg
スカイツリー 完成まであと少し・・・。 本当に○やら△やら賑々しい建築物が東京は多いですね。



 P1020576.jpg


ゆりかもめの最前席に座ってお台場を走ると昔憧れた近未来都市を漂っている感じ・・・ と思うのは私だけでしょうか?(ちょっと大げさかな。)



日本の未来と日本の伝統のカタチ・・・お互い離れながらも密接に関わっていくのでしょう・・。お互い補いながら。。


そう感じた東京出張でした。
組子の引き戸の現物を見たい・・・
たくさんのご要望にお応えして東京ギャラリーをリニューアルしました。

敷居、鴨居も設置しましたので、
麻の葉引き戸、桜柄引き戸、千本格子引き戸などすべてスライドさせて現物をご確認いただけます。

もちろん、従来どおり引き戸以外の組子サンプルもご確認いただけます。

不明な点などございましたらギャラリースタッフまでお問い合わせください。

(私も一ヶ月に一度くらいのペースで顔を出しております。)


4.jpg


●東京ギャラリー 場所 ↓

http://item.rakuten.co.jp/ranma/c/0000000234/


去年はあまり良い年ではなかった・・・

今年こそは良い年にしたい。

そんな方のために新春キャンペーンをご用意いたしました。

1月11日(火)から1月16日(日)までに当店商品
2万円以上お買い上げの方、全員に
「神代杉で作った 麻の葉柄の組子」を1個プレゼント。



DSCF0595.jpg





古来の日本では「麻」は魔よけ・厄除けの模様とされてきました。

(生まれた子供の産着に麻の葉柄が使われるのはこのためです。)

今でも「麻」は神聖なものとして扱われ、神事には「麻」が使用されています。


また、「神代杉」は地面の中に数百年から数千年埋まっていた貴重な木です。

その名前の通り、長い時間をかけてできた神々しいまでの黒褐色の木肌は見るだけで威厳を感じさせます。

(材料そのものが希少価値の高い貴重なものです。)


その神代杉を材料にして熟練の組子職人がお客様にとって良い1年になるように心をこめて「麻の葉柄の組子」を組み上げます。

身近な場所に置いて今年1年、無病息災でお過ごしください。


・数に限りがございます。 一送り先につき一セットのみプレゼントになります。

皆様、新年あけましておめでとうございます。

年末年始休暇も終わりタニハタは本日1月5日から通常営業となります。

 
(1月5日から8日まで営業、9日と10日は連休になります。
東京ギャラリーは1月5日から8日まで営業、9日と11日は休みです。1月10日は営業しています。)


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年頭にあたり一言・・
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昨年話題になった言葉に「断捨離(だんしゃり)」があります。

モノに執着せず、身軽に生活しようという考え方です。
NHKのクローズアップ現代でも取り上げられました。

私も年末,事務所にあった古い書類を思いきって大量に整理・処分しました。

すると気持ちがスーッと楽になりました。
過去も大切ですが、未来に向かっていく明るい気持ち・エネルギーを作るほうが今の時代、重要なんだと気付きました。




しかし、モノを製造・販売するメーカーとして、「モノを持たない」というライフスタイル=売上が減少すること・・これを危惧していないのか?と思われるかもしれません。



私はそういう時代だからこそ、「執着」ではなく、「愛着」を持ってもらえる商品づくりをしなくてはならない、と考えます。



大量生産・大量消費の時代はすでに終わりを告げており、日本の中小企業の進むべき道はこの方向ではないと考えています。

今こそ、日本のモノ作りの真価を発揮するときだと思うのです。





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休み中、映画(ビデオですが・・)「トイ・ストーリー3」を観ました。

(1と2は映画館で観たのですが、3だけ観ていませんでした。)


理屈抜きに楽しめて、感動できる映画になっていましたね。

本当にたくさんの人に観てもらいたい映画です。

(さすがにピクサー! ただのアニメ映画とは違います。)





ただのモノであるはずの「人形」に魂を入れて、現代の人達が忘れてしまった大切なこと(モノを大切にする心、人を思いやる心の大切さ、想像力の素晴らしさ、)を私達に思い出せてくれました。


大量生産・大量消費の国である(あった?)アメリカでこの映画が作られ世界中でヒットしていることに私は注目したいのです。

それは私達日本人が進むべき道、ヒントを教えてくれていると思うからです。

「トイ・ストーリー2」では主人公のウッディが、「熟練の人形修理職人」にじっくりと手直しされるシーンがあります。

ボロボロになったウッディが、たくさんのマニアックな修理道具に囲まれて、職人の手で新品のように蘇るシーンです。(私の娘はこの場面がとても好きだと言います。)





こういうシーンを観るとこの映画は小さいころに人形やおもちゃに心を通わせた人達が楽しみながら作り上げた映画なんだなぁ、とつくづく思います。






私は小さい頃、仕事場の隅に落ちている木の破片を使っていろいろなモノを作りました。

車、船、飛行機・・・ 縄文時代の家(!)が大作だったかな?

そこでは、想像の世界の中で、私の手を借りて「木」がいろいろな素材・モノに変化しました。



今振り返ってみるとタニハタの商品づくりにもかなり影響しています。



「想像力」「創造力」・・・すぐに人の心の中に育つものではありません。
長い時間が必要です。


教育も含めて、この「感性」を大切にして、
それを養うような社会になっていけば、
本当に心がこもったモノを大切にする社会、
高齢者も(体が続く限り)いつまでも現役で働ける社会、

本当の意味で「豊かな社会」になっていくはず・・。

そしてそれこそが成熟した社会のあるべき姿だとそう信じています。



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このトイ・ストーリーを作った会社は
1986年にアップルのスティーブ・ジョブズ氏らが<ルーカスフィルム社アニメーション部門>を買い取り「ピクサー」と名付けて独立させた会社です。


可能性を見いだし、それを育て、社会をも動かすような大きな成果を上げる・・。

すごいことです。


デザインセンス、技術力、そして人の心を動かす力(感動力・・といいますか)


それらが みなぎっているアップルやピクサーのような会社にはなれないかもしれませんが、そういう方向性だけでも目指して今年も頑張っていきたいとおもいます。

まだまだ未熟な会社ですが、皆様 本年もタニハタをよろしくお願いいたします。

谷端信夫

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プロフィール

タニハタスタッフ株式会社タニハタは昭和34年に谷端組子店として創業しました。創業以来、組子一筋でやってきました。
モノづくりを極めようとする職人集団のブログです。
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