タニハタブログ Blog

組子らんまを作る会社<タニハタ>の日々の出来事、その思いをブログで綴ります。

日本海側から被災地への行き方・注意点

3月16日から17日にかけて富山と福島・郡山間を自動車で往復しました。

震災から5日経つというのに、震度5クラスの余震が続き、原発建物が爆発、メルトダウン・・
テレビで白い煙が原発建屋から吹き出ている様子をみて、福島のいる親戚に連絡をとり続けましたが、連絡がとれない・・

高速道路は閉鎖されており、被災地まで行けるのかどうか・・ネットの情報も混乱しており、なかなか明確な情報が入手できない・・・
正直、かなり迷いましたが、思い切って福島までいってきました。

(被災地にいる3名の幼児とその母、義父母、妊婦の計7名連れてきました。)

私のように親戚・知り合いを引き取りに現地に行きたい、
避難物資を届けに東北へ行こうかどうか迷っている方も多いと思いますので下記を参考にしていただければとおもいます。

大阪などの関西から被災地へいくには<太平洋側ルート>では困難を極めるとおもいますのでこちらの日本海ルートの方がいいと思います。

テレビでやっていますように一番の問題は車のガソリンです。
これが生命線になってきますので、常にこれを意識してください。

富山県まではガソリンを満タンで給油できます。

新潟県からは給油の規制がでてきますのでご注意ください。

ガソリンスタンドのある長岡から北の高速サービスエリアは・・・

米山SA (私の場合、上限ガソリン20リッターまででした。)

黒埼PA (規制があると思います。実質ここが高速道路上では最後の給油場所になるとおもいますが時間帯により米山のような規制が入るようです。)

高速道路は新潟市から磐越自動車道を通って津川ICまで走れます。
その先は緊急車両のみ走れますが、一般車は一般道49号線を走る方法になります。
(3月24日から磐越自動車道 規制解除で全面通行可能になりました。)

ガソリン不足のせいか渋滞はほとんどありませんが、49号線は路面が凍っていますので普通タイヤでは走れません。タイヤチェーン(またはスノータイヤ)が必要です。

 

津川にて検問があり、タイヤチェックあります。
私が行ったときはすでに日が暮れて49号線は路面がツルツルの状態でした。かなり危険な状態ですのでくれぐれもご注意ください。

極力、明るい時間帯で道を走ることをおすすめします。

ガソリンスタンドはいくつもありますが、給油できる可能性は(49号線では)ゼロと思ってください。

私は1BOXカーで(黒埼SAで満タン65L) 49号線を4WD状態で一人で走り、新潟まで帰ってこれました。(帰りは8人が乗っていました。)

通常の状態ですと新潟から郡山まで往復320キロくらいですのでガソリン満タンで往復を走ることができます。

が・・・・

人間の心理状態として満タンで走ったとしても・・・

「帰りの分は大丈夫だろうか?」

「もし、途中で止まったらだれも助けてくれる状況ではない・・」

そんな不安心理になります。(現地を走るとわかるとおもいます。)

そういう意味で
・少しでも省エネ走法で走る(無駄なガソリンは使わない)

・予備のガソリンを用意する。

をおすすめします。

(ガソリンはポリタンクでの給油がNGですので、ガソリン専用の携行缶が必要です。
これもホームセンターで売り切れで用意するのが難しいですが・・・)

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郡山市内までは道路に特に大きな地震被害は見られませんでした。

ガソリン、スノータイヤさえあれば郡山までたどりつけます。

携帯電話もなんとかつながります。

福島市や仙台方面に行かれる場合はこの郡山から4号線を走る方法になると思いますが、、(山形から仙台に入る方法もあるようです)郡山から先はガソリンが満足に給油できる状態ではないとおもいます。

(福島 郡山間のバスは通常運行のようですのでガソリンがあれば行けるようです。)

郡山、山形どちら経由にしても仙台方面へ行かれる場合はとにかく予備のガソリン(帰りの分)が必要になります。

私個人の意見として・・・

予備ガソリンなしで新潟←→福島を往復できる被災地は福島県・郡山市が限度と思います。

車の仕様や荷物の重さなどの状況に変わると思いますが、その先(北・仙台方面)へは予備のガソリン(帰りの分)なしでは帰ることが困難と思います。

(いわき市、福島市は車の仕様、状況にもよりますので判断つきません。)

けっして「どうにかなるさ」なんて思わないほうがいいとおもいます。
ひとつ間違えば、現地の方達に助けを求める状況になってしまいます。

現地の方達は被災された方達のことで手一杯なのですから。。

(ガソリンがかなり不足している状態ですので現地の人達に迷惑をかけないためにも、よほどの緊急事態でなければ現地スタンドでガソリンを給油しないほうがいいとおもいます。)

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※私も本音をいいますと「放射線を浴びるのでは?」
という恐怖で現地へ行くのをためらってしまいました・・・。
情けない・・・・。

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3月16日 富山 PM12時頃に出発、郡山の家に着いたのはPM8時30分でした。

(富山から郡山まで8時間30分掛かりました。)

そのあと、地元の被災された方達のために用意した灯油、水、食糧などを車から降ろし、配布、休憩したあと 七人を乗せてPM10時出発、長岡のビジネスホテルにAM3時着、事情を話して5時間だけ休み、富山には3月17日PM12時に到着しました。

途中、横殴りの雪や圧雪した道路状態にはばまれ予想以上に時間が掛かりました。

本当にきつい24時間でした。

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郡山から電車、高速道路などを使って日本海側に出る方法はありません。
(高速バスは一部 対応始めているようですが・・・)

郡山では一日/千円分しかガソリンが買えないそうです。

それも朝から並んで・・・  全員が買える訳ではありません。

ガソリンを貯めて県外にでるしか郡山からでる方法はありません。

車を持っていない人もおり、海からは放射能汚染が・・・
家の中にとじこもっているしかない状態で
まさに陸の孤島状態です。

郡山市内は断水状態の場所が多いので「水」不足、
食糧不足、トイレットペーパーなどの消耗品不足状態です。

地元の方達の恐怖と不満は限界になっています。

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被災された方には県外に親戚のない方も多いと聞きます。

自治体の方はぜひ避難場所の受け入れ体制を作りマスコミ向けに発表して、避難を迷っている被災者の方たちを受け入れてあげてください。(被災者に届くようなPRで)

杓子定規のいい方で避難されてきた方達を追い返し
冷えた心を傷つけることがないようお願いいたします。

暖かい心で被災者の方達を迎えてあげてください。

本当に大変な状況ですが、

我々、日本人の正念場だと強く感じております。

皆様、何卒よろしくお願いいたします。