タニハタブログ Blog

組子らんまを作る会社<タニハタ>の日々の出来事、その思いをブログで綴ります。

印章を製作する工房 福井にある小林大伸堂さんを訪ねました。

印章を製作する工房を訪ねました。
福井にある小林大伸堂さんです。

小林大伸堂さんは北陸ネットショップグランプリを受賞した業界でも有名な歴史あるハンコ屋さんです。(本店創業120年)彫刻士である四代目の小林照明氏と奥様、その息子さんが中心となって、お店を運営されています。

使用する人の名前の画数、生年月日を元に縁起の良い印章に仕上げるのが特徴です。
もちろん一個一個、小林さんが手彫りで製作します。
写真で見てわかるように本当に細かい仕事です。
当社も細工仕事をしているのでわかりますが、根気のいる大変な仕事だと感じます。

目を酷使する仕事ですので、高齢な方よりは若い人がいいのかもしれませんが、「技術の熟練度」という意味ではやはり小林さんくらいの年齢が一番油が乗り切った頃ということにこの業界ではなるのでしょう。
(実はタニハタの組子の仕事もそんな感じです。)

さて、印鑑の素材というと「木」「象牙」を思い浮かべますが、最近はチタンなどの金属や石の素材も主流になってきているようです。
小林大伸堂さんでもいろいろな「宝石」を素材にして印鑑を作っています。

ルビー 水晶 翡翠 サファイア・・展示場には煌びやかな印章が並んでいます。

「美しい印章」・・・伝統にとらわれず、今までにないキーワードで新しい需要を開拓する意気込みが素晴らしい。

私は娘(18才)の進学祝いにローズクォーツハイクオリティ(紅水晶)を購入しました。印鑑は生涯使用するものです。人生の節目節目に娘が、この印鑑をみて私のことを思い出してくれるのでしょうか。。
そう思うと、ハンコは大切な人に贈る、気持ちのこもった「贈答用の品」のひとつなのかもしれませんね。購入される方の顔を思い浮かべながら、モノづくりに励むことを当社でも続けたいです。
福井県鯖江市
株式会社小林大伸堂
http://www.kaiunya.jp/

ちなみに・・
印章(はんこ)の歴史は古く、、紀元前5000年頃に古代メソポタミアですでに使用されていたようですが、日本では、大化の改新以降、印章が使用されるようになりました。

権力を象徴する「しるし」として、また、約束(契約)の証(あかし)として
印章は使用されてきました。

印鑑と印章は混同されることが多いようですが、厳密に言うと、あらかじめ官庁、公署、取引先などに届けておく印影を「印鑑」と呼びます。

印鑑証明制度を採用している国は、なんと日本だけだそうです。(韓国は2014年印鑑証明制度が廃止。電子認証や署名(サイン)で本人確認を行う方式に変更されたそうです。)

ということは・・・
先進国では、日本だけの制度になるわけですね。
昔からハンコを頻繁に使用しているものとして、ちょっと不思議な感じがします。