タニハタブログ Blog

組子らんまを作る会社<タニハタ>の日々の出来事、その思いをブログで綴ります。

モノに魂を感じる民族

当社では繊細な木工技術・組子でモノづくりをしています。0.数ミリで勝負している世界ですのでいつも気が抜けません。(素材である木そのものも 0.数ミリ大きく伸縮しますので。)

若い職人達に「自分の作っているモノに魂をいれろーっ!」といつも声をかけますが、なかなかその考えを染みこませるには時間がかかるなぁ・・とおもったりもします。

昨日、テレビを見ていましたら海外の方が日本に来たとき「擬人化した標識やイラストが珍しいから」といって写真を撮って帰ることがある・・ということを放送していました。

私達は当たり前にモノが笑ったり泣いたりしているイラストを見ていますが、海外では珍しいそうです。

その理由として、日本人には自然の中に存在する全てのものには神様 魂が宿っている、という独特の考えがあり(八百万やおろずの神)、その考えが、日本人の中に染みこんでいるということです。

(山やお日様、大地や海に手を合わせたり、トイレにも神様がいるという考え方・・この世界に存在するすべてのものに魂が宿っているということ。)

そんな考えが日本人に染みこんでいますので、モノが人のように笑ったり泣いたりしたイラストをみても違和感を感じないのだそうです。

なぜ日本人はモノづくりに向いていると言われるのか・・・
命がないはずのモノに語りかけるようにして 熟練の職人達はものづくりを行います。

根源的な・・
自分たちでも意識していないレベルで、モノに魂を感じる民族性。。

 うちの若い職人たちに対しても、染みこんでいるものが目覚めるその日まで・・慌てずに待ちたいと思った次第です。