タニハタブログ Blog

組子らんまを作る会社<タニハタ>の日々の出来事、その思いをブログで綴ります。

タニハタ 大判サイズの美術組子について 注意点

書院障子や欄間、吉原襖など<和室の中の小さな製品の意匠>に使用されていた組子技術も、最近は空港や駅、ホテルなどの大型商業施設に使用されるようになりました。
(どんどん製品も大型化し華やかな意匠になってきています。)

美術組子 ホテル向き調度品

ホテル 三日月様 組子
(ホテル三日月様 ロビーカウンター)

先月納入した上記の特別意匠組子も、寸法:幅5000ミリ×高さ1200ミリの大型パネルになりました。これくらい大きくなるといろいろ注意しなくてはならないことがでてきます。

1 納入場所が、高層階になると(エレベータに入らないために)運べないという問題がでてきます。(事前に納入可能かどうか調べていただく必要があります。)

2 このサイズを1枚で製作するよりも、3~4枚に分割して製作納入した方が全体の金額としては安くなります。今回のパネルも縦ラインの組子部分で分割し、現場に納入後1枚ものに組み上げる、という流れでした。

※タニハタでは現場にて組み付け作業、設置は基本行いませんので、施工会社様で行っていただく必要があります。その手間賃をみていただく必要があります。

3 1枚もので納入の場合、トラックチャーター便で送る必要がありますので、運賃・梱包金額も割高になります。(分割の場合は運送会社の路線便ですので割安です。)

大判パネルは反りの危険も発生しますので、熟練した職人が材料の見極めを行う必要があります。
タニハタは、大きな空間でも組子欄間が使用できるように改良を重ねて工夫しながら製品づくりを行っておりますが、大きくなるほど予想外の問題も発生することがあり、打ち合わせの際は、細心の注意が必要です。

いろいろ考えると分割した方が良い面が多いようですが、やはり仕上がり感は1枚ものの方が良い感じに仕上がります。

1枚もの、分割仕上がり・・納入される現場のご予算に合わせてお選びいただければと思います。

三日月ホテル組子