タニハタブログ Blog

組子らんまを作る会社<タニハタ>の日々の出来事、その思いをブログで綴ります。

組子製作の際に発生する「かんなくず」の有効利用

タニハタでは、未だに鉋(かんな)で木を削ることが多く、かなりの量の「鉋くず」が作業中に発生します。

「くず」という名称がついていますが、天然木に変わりなく、良い香りがプ~ンとします。

そういう天然木の鉋くずも「貴重な天然資源」、という思いから何か有効利用できないか、と過去いろいろなことをやってみたのですが、(ディプレイ業者に販売したり、梱包材の緩衝材に使ったり・・)なかなか長続きせず最終的には、外部の処理業者に委託して処分しています。。。

5月14日、富山でアースデイ(地球の日)が開催されたのですが、その鉋くずが「鉋くずプール」として使用されました。
かんなくず エコ活動

「プール」といえば「水」ですが、それを「木くず」を使って子供達に触れてもらう。
ヒバや桧、杉などが持つ天然木の香り、質感、色・・・子供達の五感を刺激するようでとても評判が良かったようです。
「木」や「環境」「ごみ」について考えることにも繋がりますね。

組子の材料 かんなくず

組子作業 鉋かけ