タニハタブログ Blog

組子らんまを作る会社<タニハタ>の日々の出来事、その思いをブログで綴ります。

日本最大級の環境展示会「エコプロ2021」に行ってきました。

職人3人と共に日本最大級の環境展示会「エコプロ2021」に行ってきました。
展示会の場所は東京ビッグサイト。
「気候変動アクション環境大臣表彰(環境省)」および「ウッドデザイン賞 奨励賞(林野庁補助事業)」の2つの受賞式が行われる、ということで参加してきました。


●エコプロとは?
エコプロは、毎年12月に東京ビッグサイトで開催されている環境に関する展示会で、1999年から20年以上続いています。
一般向け環境系展示会としては、国内最大規模の展示会で、2019年は14.7万人の来場者があったとのこと。

業者向け展示会と違い、学生にもわかりやすい展示内容になっており、私達が行った時も多くの学生団体(小学生~高校生)の見学者が参加されてかなり賑やかな雰囲気でした。

午前10時に入場。すでに会場は人でいっぱいです。
今回、2つの表彰式のこともあったのですが、いろいろな業者が新しい環境用設備や省エネサービスを展示している、ということで楽しみにしてきました。

まずは環境省のブースに。 TV放映されていた「日本沈没」では、小栗旬さんが環境省職員をされていましたね。

CO2の使用量を杉の木一本に換算して表すケースが増えました。

「木でできたクルマ」ナノセルロースヴィークル(NCV)のコンセプトカーです。自動車を軽量化すると、エネルギー効率が良くなり、CO₂の排出量を低減するとのこと。車内をみると「麻の葉」文様が組み込まれていました。

今年は「SDGs」の言葉が一般の方にも定着した年でもあり(流行語大賞2021にもノミネートされていました)、当社工場に見学に来られる学生も「SDGs」「環境」にどのように関わって社会に還元しているのか、という視点で見る学生が増えたと感じます。

鉄鉱石を初めて見ました。 手で持つとズシリとかなり重かったです。空き缶などは「鉄」や「アルミ」から「プラスチック」に移行しましたが、また「鉄」に戻るのでしょうか?

お米でできた歯ブラシ。消耗品にプラスチックは使用しない時代がやってきます。 他に「竹」素材の歯ブラシもありました。

木材のブースにやってきました。 子供達に国産材のことをPRされているスタッフの方達。

国産木材はまだまだ私達の周りに増えてきます。タニハタももっと国産木材のことをPRしなくては・・・

今回、ウッドデザイン賞<奨励賞>をいただきましたタニハタの麻の葉ちらしシリーズ


私自身、応募資料を書いて感じたのは、「環境への取り組み」部分の記載がかなり多かったこと。
「デザインが良い」「技法が優れている」だけでは、もう今回のような公的機関が絡むコンペでは受賞できないと感じました。

12時30分から表彰式。

ウッドデザイン賞 審査員の隈研吾氏の講演。

この日、ウッドデザイン協会の設立の発表がありました。竹中工務店さん、住友林業さんなど昔から「木」や「職人」を大切にされてきた会社の方々が役員をされます。

ウッドデザイン賞の受賞式の後、展示場の大ホールで環境省の受賞式がありました。

工場長の下屋敷が表彰台へ。環境大臣の賞状をいただきました。

組子のような小さな伝統技術も、ただ古いものを受け継ぐだけではなく、いかに環境に負荷をかけずにモノづくりを行っていくかが最優先課題になってきており、本当の意味でのサスティナブル(持続可能な)な伝統工芸をタニハタでは目指しています。


・皆で工夫して無駄な電力を使わない
・自然エネルギーを使う(水力発電由来)
・エネルギーを自社で生み出す(太陽光発電、組子の端材を利用した熱暖房)
・国産木材を使う
・プラスチック素材(消耗品)は極力使用しない

上記を引き続き意識しながら、これからも環境に負荷をかけないモノづくりを社員全員で目指してまいります。