タニハタブログ Blog

組子らんまを作る会社<タニハタ>の日々の出来事、その思いをブログで綴ります。

組子の製作体験(4月)

4月17日

ドイツのシュトゥットガルトからご夫婦でご来社いただきました。
建築関係のお仕事に従事されているご家族様からのご紹介をきっかけに、弊社を訪れてくださったとのことです。

当初は東京ショールームのみご見学のご予定だったそうですが、ショールームで実際に組子をご覧になった際とても感動されたとのことで、「ぜひ、製作現場も見てみたい!」とのご希望から、東京から富山の本社工場まで足を運んでくださいました。
このお話を伺い、私たちも大変嬉しく、心から感謝の気持ちでいっぱいになりました。

普段、子ども向けのワークショップに携わっておられるとのことで、特別なサポートを必要とすることもなく、手際良くミニ組子を完成されました。
ドイツのシュトゥットガルト はポルシェやベンツの本社がある地域ということでドイツの中でも特にモノづくりに関心の高い地域だそうです。

工場見学では、組子細工の展示だけでなく、職人たちの真摯な仕事ぶりや、地球温暖化対策への取り組みにも深く感銘を受けたとお話しくださいました。
約1時間半という限られた時間ではありましたが、とても心温まる貴重な出会いとなりました。

杉本

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4月23日

ドイツ・ミュンヘンよりお客様が工場見学にお越しくださいました。
今回が初めての日本旅行とのことで、日本の伝統工芸に深いご興味をお持ちだそうです。各地の工房や工芸品の現場を巡るご旅行の一環として、弊社にもお立ち寄りいただきました。

工場では、組子スマホスタンドの製作とカンナ掛け体験もしていただきました。削る前と後で木肌がどのように変化するのか、その違いを手で触れて実感され、驚きと感動のご様子でした。

また、組子細工で使用する木材の選定基準や、木の特性による仕上がりの違いについてもご説明させていただきました。

なお、弊社へお越しになる前には、高岡市にある能作さんでも鋳物の体験もされたとのこと。
日本の伝統技術を肌で感じる、まさに「体験尽くし」の一日を楽しまれたようです。

遠方よりお越しいただき、誠にありがとうございました。今後の旅路も素晴らしい時間になりますよう、スタッフ一同心より願っております。

西川