タニハタブログ Blog

組子らんまを作る会社<タニハタ>の日々の出来事、その思いをブログで綴ります。

組子の製作体験(5月)

5月20日

千葉県市川市立第八中学校より中学三年生35名様が、修学旅行の一環として工場見学と組子の製作体験に来ていただきました。

授業で取り入れられているSDGsに関する話にも、真剣に耳を傾けていらっしゃいました。

工場では葉っぱ落としとカンナ掛けを体験していただきました。
職人が希望者を募ったところ元気よく多くの手が挙がり、やる方も見る方も集中し、真剣に作業していました。
そして綺麗に出来上がり、職人から筋が良いと褒められると、周りから歓声が上がりました。

ミニ組子の製作体験では、まずヒントなしでチャレンジしていただきます。
「早くできた方には社長から景品があるよ~」と声がかかると、一斉にギアが上がり製作に熱が入りました。
なかには時間を持て余し、組子にパーツを付け加えオリジナルの組子を製作している生徒さんもいらっしゃいました。

当日は全国的に異常な暑さでしたが、中学生の皆さんはとても礼儀正しく暑さ吹き飛ぶほど元気はつらつで、学生さんたちの吸収力や柔軟な思考力に大変刺激を受けました。限られた時間の中でより多くのことを経験し吸収していただけるよう、工夫して参りたいと考えております。

登坂


5月26日

富山国際大学付属高等学校の1年生の生徒さんが、ご来社くださいました。

今回は、「遠足で富山の工芸品を体験する授業」の一環として、富山県内のさまざまな伝統工芸を訪問されたそうです。
タニハタのほかにも、八尾の桂樹舎さんでの紙漉き体験や、井波での彫刻、絵付け体験など、複数のグループに分かれて見学・体験をされたとのことでした。

制服の襟元にはSDGsバッジがついており、話をうかがうと、校内でのゴミの分別や、プラスチック製品(コンタクトケースやペットボトルキャップなど)の回収活動など、日々の生活の中で地道な取り組みを積み重ねていらっしゃるとのこと。持続可能な社会づくりへの意識の高さに、私たちも学ばせていただきました。

今回の遠足では、校内でフォトコンテストも開催されるそうで、組子をさまざまな角度から撮影していただきました。

今回のご訪問を通じて、次世代を担う若い皆さんに少しでも日本の伝統技術の魅力を感じていただけたなら幸いです。

西川