2025年5月31日(土)、富山県庁前公園(旧NHK跡地)で開催された「まちなか みるすぽパーク」にて、ミニ組子の制作体験ブースを出店しました。このイベントは、富山県庁の職員有志による「富山県スポーツまちづくり研究会」が主催し、スポーツを「みる」ことを通じて街の賑わいを生み出すことを目的とした新たな取り組みです。

初開催とは思えないほど多くの人でにぎわい、カターレ富山のパブリックビューイングを中心に、飲食やステージ、体験型ブースが軒を連ねる楽しい一日となりました。
私たちは、伝統的な木工技術である「組子」の魅力を知っていただくため、ミニ組子の体験ブースを出店。今回は籠目(かごめ)文様を題材に、始めはヒントを出さずに自由に組み始めていただく形式で行いました。参加された方は大人と子どもがちょうど半々ほどで、最終的に25名の方に体験していただきました。


印象的だったのは、子どもたちの吸収力と発想の柔軟さです。大人の多くは慎重に手を動かしながら試行錯誤していたのに対し、子どもたちは直感的にピースを動かし、驚くほどスムーズに組み上げていきました。ものづくりの入り口として、子どもたちの“まずやってみる”姿勢はとても学びがあり、感心させられる場面が多々ありました。また、富山県知事ならびに富山市長にも弊社ブースにお立ち寄りいただき、温かい励ましのお言葉を頂戴いたしました。
当日は午後から雨の予報もあり、午前中に来場が集中。午後にはカターレ富山のパブリックビューイングが始まり、会場は応援ムードに包まれました。試合は2-2の引き分けと惜しい結果でしたが、多くのサポーターが一体となって応援する様子は、スポーツと地域のつながりを感じる貴重な光景でした。次回こそ、カターレの勝利を願っています。
今回の出店を通じて、「組子って初めて知った!」「やってみると意外と難しい」という声をたくさんいただき、ものづくりを見ていただくだけでなく、“体験”で届ける大切さを改めて実感しました。短い時間でも心に残る体験をこれからも提供していけたらと思います。
イベントを企画運営してくださった関係者の皆様、ブースにお立ち寄りくださった皆さま、本当にありがとうございました!
谷端憲杜