タニハタブログ Blog

組子らんまを作る会社<タニハタ>の日々の出来事、その思いをブログで綴ります。

組子製作動画を3点 アップしました

組子づくりの過程で生まれる小さな端材やかんなくず。
タニハタではそれらを「捨てるもの」ではなく、「次の命を吹き込む素材」として見つめ直しました。
貴重な木材を大切にしたい・・そんな職人達の思いから誕生したのが、ヒノキの香りを活かした天然アロマスプレーです。
その製作動画が完成しました。

https://www.youtube.com/watch?v=qgaO5u6HDMc

大トロのようなヒノキの一番良い部分を使ったアロマスプレーとなります。

”木を、最後の一片まで美しく使い切る”  それがタニハタのものづくりの基本姿勢。
廃材ゼロをめざしてこれからもいろいろ工夫して参ります。

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満開の桜よりも、むしろ散り際のはかない美しさを愛する日本人の感性を、 天然木と麻の葉文様のバリエーションを散りばめることで表現した、タニハタのオリジナル 組子シリーズ「麻の葉ちらし」。

製作動画 アップいたしました。

https://www.youtube.com/watch?v=lpTSFchYrko

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ホテルのエントランスやラウンジ、客室の間仕切りなどに使用されてきたタニハタの美術組子。
品格ある日本の美を全世界のホテルにお届けしてまいりました。

製作動画 アップいたしました。

https://www.youtube.com/watch?v=arDE24QLvjI


組子の写真が掲載された「入試過去問題集」が届きました

昨年、島根県の高校入試(数学)で伝統木工技術「組子」を題材にした問題が出題されました。その問題にタニハタの「麻の葉組子」の写真が使用されました。ベネッセさんからその時の問題が「入試過去問題集」として発行されて本日届きました。

このような問題が出題されたことは、私達伝統工芸を生業とするものにとって本当に嬉しく、ありがたい出来事でもあります。
「組子って何だろう?」 この問題を読んで一人でも多くの若い方に組子の素晴らしさを知っていただけたら嬉しく思います。

組子の製作体験(10月)

富山市立広田小学校5年生2クラス( 52名様)が、『地域の仕事・工芸を知ることで、地域愛や将来の地域貢献に繋げる』ことをテーマに、工場見学と組子の製作体験にいらっしゃいました。
昨年、弊社に来社した兄弟にお勧めされて、見学したいと声が上がったと聞き、大変嬉しく思います。

工場見学では、ご案内する一つ一つに対してとても興味を示してくださり、工場内に活気ある元気な声が響いていました。
鉋体験では、やってみたいと積極的に手を挙げてくれていました。

製作体験では『竜胆』のミニ組子を作っていただきました。
いち早く完成した方が自ら席を立ち、友達に教えて回っていた姿が印象的でした。

帰路では組子の話で盛り上がっていたと、先生から伺いました。
スマホの画面では受けて取ることのできない木の匂いや感触、音を、身体いっぱいに感じ体験することで、五感を刺激し養っていって欲しいと願います。                                                             登坂                  

                                              ※写真は学校の了承を得て掲載しています。

ひのき材 ホワイトペレットの販売につきまして



二週間ほど前まで半袖で仕事をしていたのが嘘のように朝晩寒くなってきました。

ペレットの問い合わせも増えてきました。

タニハタでは今年もペレットストーブ用のひのき材ホワイトペレットの販売を開始いたします。
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タニハタでは、組子加工に伴い、そこから発生するオガクズを小さな木のつぶに圧縮加工(ペレット化)する機械「ペレタイザー」を2020年秋に導入いたしました。

富山の冬は寒く石油ストーブで暖を取る、というのがあたりまえでしたが、このペレタイザーとペレットストーブの組み合わせで、昨年の冬は石油ストーブを一切使用しませんでした。

ペレット燃焼時に出る二酸化炭素は、木が成長する際に吸収した分の二酸化炭素なので、 石油のように大気中の二酸化炭素を増加させることがない脱炭素社会にマッチしたバイオマス燃料です。(タニハタでは地球温暖化対策を進めており、化石燃料を使用しないモノづくりを実践しています。)

冬以外の時期に太陽光エネルギーで製造した「ひのきペレット」をこれからの寒い季節に工場にあるペレットストーブ(8台)の燃料として使用するのですが、当社のストーブだけではすべて使い切ることができませんので、一般の方にも一部販売しております。

詳しくは下記をご覧ください。
タニハタ ヒノキ材ペレットの販売につきまして

ひのき 杉 ホワイトペレット 販売
不純物の少ない「ホワイトペレット」を製造しています。 主原料は組子用のひのき材と杉材となります。
ペレットストーブ用燃料 販売 ペレット
工場の中には、ペレットストーブが8台あります。石油ストーブは一切使用していません。
ペレット 燃料 販売 安い
1袋=10キロ 
ペレット まとめ買い 富山県
10キロ入の袋が35袋入った状態でお届けします。
ペレタイザー 工場
工場の中にペレットを作る機械「ペレタイザー」を2020年導入しました。

モノづくり職人が集う、クラフトフェア「ツギノテ」に参加しました。

10月18日(土)・19日(日)の2日間、富山県高岡市の高岡中央駐車場で開催されたクラフトフェア ツギノテ に参加しました。

このイベントは、「ものづくりの出会いをつなぐ“継ぎの手”で、ものづくりを未来へつなぐ“次の手”に」というコンセプトのもと、全国各地のクラフト作家や職人が集う熱気あふれる催しです。昨年は弊社代表がゲストスピーカーとして講演に登壇し、今年は会社としてブース出展という形で参加しました。

弊社として国内の物販イベントに参加するのは約25年ぶり。出展に携わった職人の多くが初めてのイベント経験でした。
組子の製作過程で出る端材やアウトレット品の販売に加え、亀甲の地組に好きなパーツをはめ込む「ミニ組子ワークショップ」を開催。
事前準備から当日の運営まで、話し合いを重ね、「組子をより多くの方に知っていただくこと」を目標に臨みました。

迎えたイベント当日、開場の10時前の受付には、多くの方々が列をなし、最後尾がみえないほどでした。
開場直後から、会場全体に盛り上がる声が広がり、弊社ブースも想像以上の盛況ぶり。「きれい!」「木の香りがいいですね」といった声が多く聞かれ、組子を初めて手に取る方も、もともとご存じの方も、皆さま笑顔でブースを楽しんでくださいました。「どうやって玄関に飾ろうかな?」や、「どのデザインが素敵だろう…」といったご質問に対し、職人たちも一緒に考えながら、普段あまりないお客様との直接の会話を楽しみました。

ワークショップでは、好きな文様や木材を選んで“自分だけの組子”を作っていただく体験をご用意しました。
お子さまから大人の方まで幅広くご参加いただき、中には「会場で他の方が持っているのを見て、自分も作ってみたくなりました」とおっしゃる方も。組子の魅力が人から人へと広がっていくのを感じ、私たちにとっても嬉しい瞬間でした。

2日間を通して、弊社ブースには多くの方にお越しいただきました。
ツギノテ全体でも過去最多の来場者数を記録したとのことで、作り手としてその熱気の中に立てたことは貴重な経験となりました。
約25年ぶりの出展で手探りの部分もありましたが、今後につながる課題や学びも多く得られ、非常に有意義な時間だったと思います。

何より、ご来場いただいたお客様、出店している企業の方々、ツギノテ実行委員会の方々…富山の地で「手仕事のチカラ」を信じ、未来へとつなごうとする多くの方々に出会えたことが、私たちのものづくりへの想いをさらに強くしてくれました。来年度のツギノテは、さらにパワーアップして開催されるそうです。私たちもその熱に負けぬよう、日々の仕事に真摯に取り組んでまいります。  

杉本

           

大阪・関西万博で感じた「伝統工芸の未来」

世界中から注目を集めた大阪・関西万博が閉幕しました。
今回、タニハタの組子細工は<サウジアラビアとの伝統格子 共同製作><林野庁主催のWood Change2025> 2つのイベントに参加させていただきました。

どちらも「伝統」と「未来」を結ぶ挑戦であり、私たちにとって貴重な学びの機会となりました。



サウジアラビア館の前で記念撮影

サウジの木工アーティスト Ahmad Angawi 氏とともに、日本の「組子」とサウジの伝統格子「Mangour」を融合させた作品を公開製作しました。
素材には日本のヒノキや杉を用い、アーモンドの花をモチーフとした文様を、両国の職人が丁寧に組み上げていきした。

文化も宗教も異なる国同士が、木という素材を通じて心を通わせる——まさに「手仕事の力」が国境を越える瞬間でした。


次回の万博開催国でもあるサウジアラビアとの協働を通じ、伝統工芸が国際的な対話の場となり得ることを強く実感しました。
Ahmad Angawi 氏とは、これからも協力して世界に向けて新しい組子世界を発信していきます。



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林野庁主催の「Wood Change 2025~使おう、日本の木~」では、能登半島地震で被災した氷見市の古材を再生し、組子アート作品「日本の秋・いのち」を展示しました。
解体家屋から救い出された木材に新たな命を吹き込むこの試みは、単なるアートではなく、地域再生へのメッセージでもあります。

木の香りや質感、光と影が織りなす温もりを通して、来場者の方々に「木と生きる豊かさ」や「資源を大切にすることの尊さ」を感じていただけたのではないかと思います。

伝統技術を持つ者として、環境や地域社会とどう向き合うか——その問いをあらためて胸に刻む展示となりました。

今回の2つのプロジェクトを通して、「伝統工芸は過去の文化ではなく、未来をつくる技術である」という確信を得ました。
国際的な舞台で伝統の価値を再発見し、環境と調和したものづくりを続けることこそ、これからの工芸に求められる使命だと感じています。

万博という世界の交差点で得た学びを胸に、タニハタはこれからも「木」と「人」と「文化」を結ぶ新しい挑戦を続けていきます。

森を育てる伐採-動画をアップしました

今年の7月、岐阜県の東濃ひのきの森に行ってきました。
その時のひのき伐採の様子を撮影し、オンライン動画としてアップいたしました。

500年近く続いている森を次の世代に繋いでいくにはどうすればいいのか・・
組子屋としてできることは限られますが、木材の素晴らしさ、林業の大変さ、木の持つ重要性を一人でも多くの方に知っていただけるよう世界に向けて発信すること。
これからも続けていきたいと思います。

森を育てる伐採 外部リンクへ
https://www.youtube.com/watch?v=KO24jgEks8Y


組子の製作体験(9月)

9月3日
BOJ株式会社様主催のFAMトリップで工場に来社いただきました。

今回はスマホスタンド製作を体験していただきました。初めてとは思えないほど、皆さん見事に美しく仕上げてくださいました。

終始和やかにご見学いただき、私どももご対応を通じて心温まる時間を共有させていただきました。今後は、海外からのお客様とのご縁を繋いでいただける機会を心待ちにしております。

9月4日
「氷見古材レスキュープロジェクト」に参加している通信制高校の学校法人青池学園AOIKE高等学校の生徒様と先生方がご来社され、9月23日(火)〜 9月29日(月)の7日間、大阪・関西万博会場内フューチャーライフヴィレッジ(FLV)にて展示される組子を弊社の職人とともに製作していただきました。

「氷見古材レスキュープロジェクト」は、2024年1月1日に発生した能登半島地震で被災した家屋から使える木材をレスキューし、文化資源として新しい命を吹き込む取り組みです。氷見古材ノットワーク様が「失われていく暮らしの記憶を残したい」という思いのもと活動を続けておられます。今回展示する組子は、その活動を通じて救い出された被災古材を素材とし、「日本の秋といのち」をテーマにしています。4つの伝統文様を組み合わせたデザインは、古材に宿る歴史と、新たに紡がれる未来を象徴しています。

今回参加された生徒様は、解体される蔵から材を取り出す活動にも参加されたそうです。組子製作にもご協力いただいたことで、自らの手で救済した古材が新たな作品に姿を変える過程を体験していただきました。

初めは、慣れない道具を用いながら行う細かな作業に、皆さん苦戦しておられる様子が見られました。ただ、職人のサポートを受けながら作業を続けるうちに、スピードもどんどん上がっていき、生徒様の中には職人も驚くほどのスピードでパーツを組まれている方もいらっしゃったほどです。

この組子は職人が仕上げを行い、大阪万博で林野庁のブースで展示されました。弊社としても、このような意義あるプロジェクトに参画し、伝統技術の継承とともに震災の記憶を未来へとつなぐ一端を担えたことを、大変誇りに思います。

9月8日
TEAM TRAVEL KURAMOTO CO., LTD.様主催のFAMツアーで11名様が来社されました。
アメリカ、ブラジル、メキシコ、オーストラリアの旅行会社の皆様にお越しいただきました。
工程は全体で6日間、金沢3日、富山3日とのことです。本日はタニハタの後、岩瀬を散策され、リバーリトリート雅樂倶さんを見学されました。

今回の見学を通して、日本の木工や工芸に興味を持っていただけたら嬉しく思います。この度は工場見学にお越しいただきありがとうございました。

タニハタ組子が大阪万博に2つのプロジェクトとして登場します。


世界中から注目を集める大阪・関西万博。 閉幕まであと残りわずかになってきました。
その会場に、私たちの組子が2つのプロジェクトとして登場します。
伝統と革新が交差する舞台で、組子細工の可能性を体感していただけます。


1 富山発「組子細工」とサウジアラビアの職人技 万博会場で伝統格子の国際共同制作を実施。日本とサウジの伝統工芸が融合する特別実演を公開

10月7日(火)・8日(水)の2日間、大阪・関西万博サウジアラビア館にて、サウジの木工アーティストAhmad Angawi 氏とともに伝統木格子の公開製作を開催します。

日本の伝統技術「組子」とサウジアラビアの伝統技術「Mangour」が融合する、万博でしか見られない2日間限定の伝統工芸の共演となります。

万博ならではの国際協働の舞台で、文化を超えて響き合う「手仕事の力」ご体感ください。

【概要】

日程:2025年10月7日(火)・8日(水) 

場所:サウジアラビア館 文化スタジオ

内容:サウジアラビアと日本、それぞれの国に根付く伝統文様が融合する木格子の公開製作。

Mangour(サウジアラビアなどの伝統建築で使われる木製の格子スクリーンの技法・様式)を用いたパネルに、飛鳥時代から続く日本の伝統技術「組子細工」の技法にてオリジナルの文様を職人が組み付けし、パビリオン内に展示します。

日本の繊細な「組子」とサウジアラビアの重厚な職人技が交差し、次回の万博開催国であるサウジアラビアとの文化交流を象徴する場となります。

【パビリオン・ブース紹介】

2025年大阪・関西万博におけるサウジアラビア館は、日本館に次ぐ規模を誇り、人気パビリオンの一つとなっています。
また、サウジアラビアは2030年に開催予定の「リヤド万博」の主催国でもあり、その未来への取り組みにも期待が寄せられています。
2日間限定の貴重な実演に、ぜひご注目ください。



●Ahmad Angawi 氏 プロフィール

サウジアラビアの歴史的地区「アル・バラド」に根差す伝統工芸「マンゴール(Mangour)」を継承するデザイナー/アーティストです。
マンゴールとは、釘や接着剤を用いずに木材を組み合わせ、光や風を通しながらもプライバシーを守るヒジャーズ地方特有の格子細工であり、ユネスコ世界遺産にも登録されているジェッダ旧市街の象徴的な建築技術です。

アンガウィはこの技術を基盤に、英国大英博物館「イスラム世界ギャラリー」やユネスコ・パリ本部での展示、ワシントンD.C.での国際金融公社(IFC)との共同展示など、国際的な舞台でサウジ文化を発信してきました。
また、カルティエとのコラボレーションによる中東ブティックのディスプレイ、イタリアの家具ブランドFratelli Boffiとの共同制作、ファッションや空港施設デザインへの応用など、ジャンルを越えた創作活動を展開しています。

彼の作品は「伝統と革新」「文化と現代性」の橋渡しをテーマに据え、工芸の持つ精神性を現代のデザイン言語に翻訳する試みです。
代表作「Loved & Beloved」シリーズでは、2つの木片が接着剤を使わず一体化する構造を、人と遺産の精神的な結びつきに重ね合わせ、国内外で高い評価を受けています。



9月、サウジアラビアチームとタニハタの工場内で事前のデモンストレーションを行いました。

中東で使用されている文様をベースに日本の組子細工の技法で作られたハッパ部分(花文様)を組み付けしていきます。

一個一個 手作業でアーモンド柄を製作していきます。材料は日本のヒノキ材と杉材を使います。

サウジアラビアで栽培されている<アーモンドの花>をイメージしたオリジナル文様を考えてはめ込みました。

アンガウィ氏が率いるサウジアラビアチームと工場前で記念撮影。 サウジアラビアは次の万博会場でもあり、かなり熱量が高いです。
昨年の12月からZoom等で打ち合わせを始めてやっとゴールが見えてきました。

ぜひ、サウジアラビア館へお越しください。




2 大阪・関西万博の林野庁主催イベント「Wood Change 2025 ~使おう、日本の木」プログラムにおいて、組子アート作品「日本の秋・いのち」 を展示いたします。

本展示では、能登半島地震で被災した富山県氷見市の古材をレスキューした木材 を素材に採り入れ、タニハタが丹精込めて組子細工を施し、秋の情景を光と影で表現します。伝統の技術と地域資源の再生を融合させた新たな試みにより、木と暮らす未来への可能性を来場者の皆さまに伝える舞台といたします。

【概要】

展示会場:大阪・関西万博 会場内 林野庁  フューチャーライフヴィレッジ(FLV)

展示期間:2025年9月23日(火)〜 9月29日(月)

木材の質感、暖かさ、木目の美しさを感じられる空間演出を施し、「木の可能性」を視覚と触覚で訴求します。

使用木材は、氷見古材ノットワーク による「古材レスキュープロジェクト」により収集された被災古材を素材として使用しています。

このプロジェクトには、地元住民や通信制高校の生徒も参加しており、解体家屋から取り出した材を救い、再び作品として命を吹き込む活動を支えています。

木と伝統工芸の可能性を来場者の皆さまに伝える舞台といたします。

スイスの富裕層向け雑誌 「HOCHEDEL Edition 40」に掲載されました。

表紙がハードカバーの立派な書籍が弊社に届きました。
このたび、スイスの富裕層向け季刊誌 「HOCHEDEL Edition 40」 において、8ページにわたり弊社をご紹介いただきました。

「HOCHEDEL Edition 40」は、インテリアのみならず、アート・ファッション・食・自動車など、幅広いライフスタイルを取り上げる季刊誌で、英語とドイツ語の2か国語で構成され、ヨーロッパを中心に多くの読者に親しまれています。

本号では、弊社のほかにも、Porsche(ポルシェ)やTony Ward Couture(トニー・ワード・クチュール)といった世界的に著名な企業が紹介されており、その中に加えていただけたことは大変光栄なことです。

HOCHEDEL Edition 40 tanihata kumiko

また、偶然にも、この雑誌が届いた数日後にスイスから折り紙アーティストの方が弊社にご来訪されました。
日本全国の伝統技術に関わる企業・美術館を巡っておられる中で弊社にもお立ち寄りいただいたとのことです。

組子の文様と折り紙には、深い繋がりがあるとのことで、実際に目の前で作品をつくっていただきました。つくった作品はプレゼントしていただいたので、弊社の展示場に飾らせていただきました。

近年、弊社にはスイスをはじめヨーロッパ各地からの問い合わせが増えており、工場見学にも実際に現地からお客様がお越しくださっています。
今回のようなご縁をきっかけに、今後さらに多くの出会いや繋がりが広がっていくよう、私たちも国内外に向けた発信を続けてまいります。

組子の製作体験(8月)

8月22日
富山市国際交流センター様主催のイベントにて、23名のお客様が弊社工場へご見学にいらっしゃいました。うち約半数は韓国からのお客様で、国際色豊かなひとときとなりました。
今回は、2023年「日韓親善交流事業」でご来訪いただいたご縁で弊社の工場見学を再度お選びいただいたとのことです。
当時のご来訪の様子

工場にお入りいただいた瞬間から「木の良い香りがしますね」と笑顔でお声をいただき、製作体験中も皆さま楽しそうに、初めての組子づくりに挑戦されていました。
体験の始まりには、弊社の職人が韓国語でご挨拶と説明をさせていただき、「とても上手ですね!」と喜んでくださる様子も見られました。

見学中には職人への質問も多く寄せられ、「道具を扱えるようになるまでに何年かかりますか?」「なぜ組子職人を志されたのですか?」といった問いかけに対し、和やかな雰囲気の中で会話が弾みました。

また、ベテラン職人と熱い握手を交わしながら「これからも元気に頑張ってください!」とのお言葉をいただく場面も見られました。

皆さまの明るいエネルギーに触れ、私たち自身も元気をいただいた、心に残る時間となりました。

8月22日
10月18日(土)、19日(日)開催予定の「ツギノテ」イベントに関連し、高岡龍谷高校の生徒の皆さまが弊社を訪問してくださいました。

展示してある組子をご覧になると、「綺麗!写真を撮ってもいいですか?」と楽しそうに声をかけてくださり、画角を工夫しながら組子が最も美しく映る写真を撮影されている姿が印象的でした。

工場見学では、組子に使用する木材について説明を行うと、終始メモを取りながら真剣に耳を傾けてくださり、学ぶ姿勢の真摯さが伝わってきました。さらに、端材の活用や温暖化対策といった取り組みにも深い関心を寄せてくださり、その探求心に感心させられる場面もありました。

若い世代の方々が、組子や日本の伝統技術に興味を持ってくださることは、私たちにとって何よりの喜びです。
これからも次の世代へ技術を継承していくための活動を大切に続けてまいります。

杉本

アンドレウ・カルーヤ氏 来社されました

スペインを拠点に世界的に活躍するデザイナー、アンドレウ・カルーヤさんがタニハタの組子工場にお越しくださいました。

アンドレウ・カルーヤさんは、1979年生まれ、スペイン・カタルーニャ出身のデザイナーです。
2006年にプロダクトデザインスタジオを設立し、今ではスペインを拠点にする代表的なデザイン会社となっています。
家具、食器や照明、ファッション、インテリアまで様々な分野のデザインを手がけておられ、日本では無印良品(MUJI)の家具ブランド「イデー(IDÉE)」で取り扱いされています。

組子は、細かな木片を釘や接着剤を使わずに組み合わせ、幾何学模様を描き出す日本独自の工芸技術です。光を透かすと陰影が生まれ、空間に静かなリズムを刻みます。アンドレウさんは、この繊細さと緻密な計算に基づいた手仕事を目の当たりにし、「これほどの正確さと美意識を日常的に形にできるのは驚異的だ」と感嘆されていました。

一方で、スペインの工芸にはまた異なる魅力があります。スペインでは、素材の持つ力強さや温かみを大切にし、手仕事を通して自由で表情豊かな造形を生み出す傾向があります。石や陶器、ラタンやオーク材など、自然素材を大胆に生かすデザインは、陽光や風といった地中海の豊かな気候とも響き合っています。

対して日本の組子は、自然を取り込むという点では共通しながらも、規則正しい文様や寸分の狂いも許さない技術精度によって、静謐で調和のとれた世界観を表現しています。

アンドレウさんは、「両方の技術、デザインが出会うことで、まったく新しい表現が生まれる可能性がある」と語り、目を輝かせていらっしゃいました。

また、弊社工房の環境づくりや取り組みにも深く感動されました。
整然と清潔に保たれた作業場、資源を大切に扱う姿勢、そして自然との共生を意識した仕組みは、「美しい作品は美しい環境から生まれる」というご自身の信念に強く重なるものだったそうです。さらに、職人やスタッフのおもてなしに触れ、「技術だけでなく、人の心が工芸を支えている」と繰り返し感謝の言葉をいただきました。

工場を後にされてからも、ずっとエキサイトされた様子で話し続けていらしたと通訳の方からお聞きしました。私たちにとっても、遠く離れた文化を背景に持つデザイナーに組子の価値をこれほど感じていただけたことは、大きな喜びであり誇りです。

伝統と革新、東と西、異なる文化が交わることで、新しい創造の扉が開かれます。
今回の出会いが、未来の工芸に新たな可能性をもたらす第一歩となることを、心から期待しています。

アンドレウ・カルーヤ氏 プロフィール
https://casabrutus.com/categories/design/459649

組子の製作体験(7月)

7月3日
国際大付属高校様の姉妹校(アメリカ・インディアナ州)から留学生が来社されました。

今回は竜胆に挑戦していただきました。
皆さん真剣な表情で取り組んでおられる姿が印象的でした。

初めての日本滞在の中で弊社にお越しいただき、組子に触れていただけたことを大変嬉しく思います。
今回の訪問を通して、日本の伝統工芸に少しでも興味を持っていただけたなら幸いです。

7月30日

株式会社日本の窓様20名が来社されました。

県外、海外からの組子ワークショップ依頼がかなり増えています。タニハタは普段、組子製作を生業としていますのでいろいろ迷うところも多いのですが、旅行会社様ならではのご意見を頂戴し、私たちにとっても大変有意義な時間となりました。
ご訪問いただき、誠にありがとうございました。

岐阜県ひのき伐採現場へ行ってきました

7月7日、8日と2日間、岐阜県東濃地方のヒノキ材伐採現場および木曽ヒノキ備林へ行ってきました。
2日間現地の状況を見てまわり、森と木材と林業について、業界の現状など、多くの学びがありました。

【一日目 東濃ヒノキ伐採現場 見学】
伐採現場に入るとまず、目に入ってきたのは木や重機を運搬するために作られた林道。
足元に残る雨のぬかるみと相まって歩くのも一苦労。。 この日、35度近くの気温ということもあり、傾斜地でもある林道を歩いているだけで体力が削られていく感覚になりました。

林業は他の多くの業界と比較して、労働災害による怪我や死亡事故の発生率が高い業界として知られています。このように足場が悪い傾斜地で汗を流しながら作業員の方々が危険を伴う作業を行っていただくお陰で、私達のような木材加工業者がヒノキを加工することができる・・・
心から感謝したい気持ちになりました。


足場の悪い林道と対照的に美しく手入れされたヒノキの美林。東濃ヒノキは、美しい木目、薄いピンクの色味、優れた耐久性、香りが特徴です。特に、年輪が緻密で、反りや狂いが少ないため、建築材として高い評価を受けています。タニハタでも一番使用量の多い木材です。

スタッフのお話しを聞いていると特にこの地域は、多くの方々が長い時間をかけて間伐、枝打ちなど手入れされてきたヒノキの森とのことでした。

長い時間をかけて人の手で管理されてきた人工林の美しさ、ヒノキから漂う香り、木から聞こえる多くの鳥の声・・
そんな空気の中に佇んでいると体から吹き出す汗がスッーと引いて、日本人として誇らしい気持ちになりました。


森の中では、若い作業員の方による間伐作業が進められており、テンポよく伐採されていく様子は見ごたえがありました。
隣ではプロセッサと呼ばれる大型機械が、倒した木の枝払い・玉切りを行っており、その効率の高さに驚かされました。

林業は怪我の多い業種ですが、こういう高性能林業機械を使いこなすことにより、作業の効率を高めながら作業員の方の怪我を減らすことができます。先日、50キロの木材を運ぶことができるドローンを別の産地で見ましたが、こういう高性能林業機械の開発をぜひ国の施策で行ってもらえるとありがたいです。


ただ、伐採の見極めや機械の刃物、安全管理など現場のスタッフの職人的作業も重要な作業になりますので、機械と人の作業バランスが重要かと感じました。

現場で印象的だったのは、100年を超える太さのヒノキの伐採作業。ベテランの方がチェンソーで丁寧に切り込みを入れ、楔を打ち込み、方向を見極めて木を倒す──その一連の作業は、まさに職人技。

ミシミシと木が軋む音、森の中で反響するその音の存在感。12mもの木が地面に倒れた瞬間の、身体に響くような衝撃音。これは、スピーカー越しでは決して伝わらない、林業の仕事の音でした。

東濃の山の土壌には特徴があり、上層は黒土、下層は赤土。その間を水が通るため、根は浅く、栄養が届きにくい環境。そのため成長は遅いものの、年輪の詰まった美しい木目が形成されるのだそうです。

以前、屋久島に樹齢数千年の杉を見に行ったときに説明員の方からお聞きした「屋久島は、花崗岩(かこうがん)できており、堅い岩山のために木が成長するための養分が少なく、気温の低い気象条件と相まって木が数千年の時間をかけてゆっくり育つ。だから年輪の詰まった美しい屋久杉ができるのです」 そんな言葉を思い出しました。木が美しく育つには、厳しい環境も必要ということでしょうか。

今回は動画撮影も行いましたので、近いうちにYouTubeで伐採の様子をアップしたいと思います。

午後は、東京大学教授の青木賢治先生による講義「中大規模木造の実現と地域材の利用」を受講しました。

2000年の建築基準法改正以降、木造建築に対する制限が性能基準へと変わり、木造による中高層ビルの可能性が一気に広がりました。


木を一番多く使う業種は、やはり「建築業」。今まで強度が弱く、燃えるとされて敬遠されてきた「木材」「国産杉」を鉄筋コンクリートや鉄骨だけではなく、建築の骨組み、内外装に使うことで林業の仕事が大きく変わります。

実際には、鉄筋コンクリート(RC)とのハイブリッド構造や、CLT(直交集成板)などの新素材、さらには住宅用金物を活用した新しい工法(PWA、KI)などが登場し、より実用的な中大規模木造の実現が進んでいます。

日本の木を建築、ビルで使うという考え方は、林業と建築の新しい可能性を生み出していると感じました。また、CO2の排出が少ない木材・バイオマス資源の活用は地球温暖化対策の観点からも重要なキーワードと言えます。

【二日目】

研修2日目は、岐阜県東濃地方の国有林「木曽ヒノキ備林」へ向かいました。
木曽檜の名が世に知られるようになったのは、伊勢神宮の遷宮用材の産地に選ばれた14世紀中ごろから。
それ以降、日本各地のお城・神社仏閣など幾多の建造物の用材として使われました

木曽ひのきは、伊勢神宮式年遷宮など日本の歴史的建造物に欠かせない貴重な資源を育んでおり、「林野庁」が管理しています。
通常はこの森への立ち入りが制限されており、一般の企業はなかなかこの森に入ることはできません。

特別の許可をいただいて、3台の自動車で深い森の中に入っていきました。

車で向かう山道は狭く、中に入るまで鍵のかかった3つの鉄のゲートで厳重に道が管理されていました。

砂利道、落石が散らばる場所もあり、自動車で通るにはかなり大変な場所で、途中、携帯電波も繋がらなくなり少し不安な気持ちに。。

車を降りてからは専門ガイドの解説を受けながら徒歩で進みました。

かつて森林鉄道が通っていた跡を歩きつつも、斜面の滑りやすさに注意が必要な場所もありました。 背の高い広葉樹も見かけましたが、周囲のヒノキに負けじと高く伸びている姿が印象的でした。今はヘリコプターで木を運搬することもあるそうですが、使用機がロシア製のため、ウクライナ情勢の影響も感じられるというお話もありました。

歩道は一見、整備されていますが、場所によっては手と足の三点歩行でないと歩けない急斜面も。うっかり歩くと滑落の危険もあります。ヘルメットは必須で予想以上に大変な道筋でした。

道の折り返し地点には、樹齢約1000年、胸高直径154cmの2代目大ヒノキがそびえ立っていました。初代大ヒノキは950年の樹齢を誇り、昭和29年に伐採されました。太く堂々とした根元から、途中で細くなる特徴的な形状をもち、建材としては不向きなため長く山に残ったと考えられています。

この木が育った時代は、平安時代の枕草子が書かれた頃。まさに歴史の生き証人とも言えます。

伊勢神宮 式年遷宮に使われた裏木曽御用材(ご神木)の伐採跡地も訪れました。この木は平成17年に使われたご神木になります。切り株には特徴的な「三ツ緒伐り」と呼ばれる伝統的な伐採技術の跡が残っています。これは倒す方向に正確に木を倒すため、木の周囲に支えとなる弦を残し、斧で内部を削って空洞を作ったあとに最後の弦を切るというもの。

一本の伐採に7人が約40分かけ、20年に一度の大切な儀式です。伐採した木の先端は感謝の意を込めて切り株に挿されます。安全を確保するため、倒れる方向に人がいないよう何度も練習を重ねるという話に、伝統の重みと緊張感が伝わりました。

雄大な「高樽の滝」。見ているだけで癒やされます。

今回の研修では、伐採される木の歴史的価値、技術、そして地域の自然環境が複雑に絡み合っていることを実感しました。木曽ヒノキのような千年を超える木材を扱うということは、次世代へつなぐ責任を強く感じました。

日本の人工林は、多くの人の手と時間を経ていることを胸に刻み、これからは一層丁寧に「ヒノキ」と向き合い、世界中の人達にこの日本の宝の素晴らしさを組子技術を通して伝えていきたいと思います。

最後にヒノキとサワラが融合して一本の木となった「合体木」の前で記念撮影。
東京大学、京都大学の先生、学生さん達と共にヒノキの勉強をさせていただきました。
関係者の皆様に感謝です。

社会に学ぶ『14歳の挑戦』

2024年7月7日~11日までの5日間、富山県教育委員会が主催する「社会に学ぶ『14歳の挑戦』」の受け入れを実施致しました。

この事業は、中学2年生が5日間学校から離れ職場体験をする事により、地域社会の中で様々な人との交流を通して規範意識や社会性を高め、さらには将来の自分の生き方を考えるなど、成長期の課題を乗り越える「生きる力」を育てる事を狙いとした事業です。

タニハタでは本事業の意義に賛同し、新庄中学校3名の生徒さんの受け入れを行いました。
今回は主に弊社二階展示場の天井に設置する組子の製作をしていただきました。

通常の組子よりも大きめのハッパを組んでいただきました。やり始めは力加減が難しく思うように組めなかったようですが、さすがの集中力と手先の器用さで早々に慣れ、黙々と作業されていました。

葉っぱ入れもしていただきました。
想像以上に作業が早く、難易度が高いもの丁寧且つ確実に入れていただいていたので、職人から驚きの声が上がっていました。

発送する際に使用する段ボールの製作も体験していただきました。「工作に似ていて、これが一番楽しかった」との感想もいただきました。

人や物を提供され与えられる立場にいた彼らが、提供する側を経験したことで世間を見る視野が広がり、ご自身の明日、1年後、10年後を考えるきっかけとなることを、私も子を持つ親として切に願います。

後日、富山市立新庄中学校様より感謝状とともに素敵な御礼状をいただきました。

ニューヨーク国際現代家具見本市(ICFF)にて組子が展示されました

■アメリカ ニューヨーク
CRAFITS DESIGN STUDIO 様

|開催期間:2025年5月18日〜5月20日
|会場:Jacob K. Javits Convention Center.

毎年5月にニューヨークで開催される北米最大規模の現代家具見本市「ICFF(International Contemporary Furniture Fair)」が、
今年も開催されました。

CRAFITS DESIGN STUDIO様は3年連続での出展となり、今回も建築家やデザイナーを中心に多くの来場者がブースを訪れ、
大変ご好評をいただきました。
過去の展示会をきっかけに関心を持ち、今回も足を運んでくださったリピーターの方々や、日本の職人文化に興味を持たれた多くの方々にもご来場いただきました。

快適な工場見学の実現に向けて

最近、当社の組子製作工場には多くの見学者が訪れます。タニハタでは、見学者に快適な環境を提供するために、さまざまな取り組みを行っています。その一環として、工場の2階(展示場)に断熱材を設置することとしました。

断熱材の導入について
工場の2階は特に暑くなりやすく、夏場には温度が上昇しがちです。夏場に見学者の方達が頭から汗を流し続けている姿を見ていつも心苦しく思っていました。
断熱材の導入により、暑い夏でも快適に過ごせる空間を提供し、より良い見学体験を実現します。これにより、工場の組子製品や取り組みについて理解を深めていただけると考えています。


当社では、環境保護を重要視しており、地球温暖化対策を積極的に進めています。無駄なエネルギーを使わず、持続可能な方法で組子製作を行うことが目標です。断熱材の使用はその一環であり、工場全体のエネルギー効率を向上させるための重要なステップとなります。


私たちの工場は、環境への配慮と快適な見学体験を両立させるために、今後も様々な取り組みを続けていきます。ぜひ、私たちの工場に訪れて、その取り組みを肌で感じていただければと思います。

組子の製作体験(6月)

6月5日

大阪府大東市立深野中学校 3年生が、修学旅行の一環として工場見学と組子の製作体験にいらっしゃいました。

「わぁ~、木のめっちゃいい匂いがする!」工場に一歩踏み入れた時の第一声が聞こえてきました。

様々な種類の木材を叩いて音の違いを感じたり、手のひらで触れて温度の違いを感じては、感嘆の声をあげていらっしゃいました。

工場でのカンナ掛けの際は女生徒さんの方が多く手が挙がりました。

組子製作では得手不得手に関係なく、わき目も触れず、皆さん真剣に取り組んでいました。
綺麗に葉っぱが納まると「気持ち良い~、今日一日ずっとこれをやっていたい!」との声も聞こえてきました。

嗅いだことのない匂いを嗅ぎ、触ったことのないものを触り、見たことのないものを見て、やったことのない事をやってみる。
集中して五感を駆使し吸収する姿は、とても輝いて見えました。
未来を創っていく学生の皆さまの、ほんの僅かばかりでも糧となることが出来ましたら大変光栄に存じます。

登坂
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6月12日
富山県民カレッジ様にご来社いただきました。

今回は「伝統と継承」をテーマにした講座の一環として、富山県に根付く伝統工芸や、長年にわたり続いてきた産業について理解を深める機会として企画されたものです。

今回のイベントには、同じ町内にお住まいの方もご参加くださり、「以前から見学してみたいと思っていたので、今回応募しました」とお話しいただきました。さらに、近隣にお勤めでこれまで弊社のことをご存じなかった方からも、「今回知ることができて良かったです」との声をいただきました。

日頃はなかなか地元の方々と接する機会が少ない中で、こうして地域にお住まいの方と直接交流できたことは、私たちにとってとても貴重な経験となりました。

西川

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6月26日
上越市立浦川原小学校の6年生の皆様にご来社いただきました。
午前中はイタイイタイ病資料館と富山県美術館をご見学され、午後からタニハタにお越しくださいました。

鉋体験では、まず鉋をかけていない木の表面に触れていただき、その後、鉋をかけた木の表面にも触れていただくことで、
その違いを実際に体感していただきました。

今回の組子体験では、なんと今までで一番早く地組を完成させた生徒さんがいらっしゃいました。
「どうしてそんなに早かったの?」と聞いてみたところ、パーツを見た瞬間にピンときたそうです。すごいひらめき力です。
その後は、先生方に組み方を教える側に回ってくれていました。

この度はご来社いただき、本当にありがとうございました。

西川

組子の設置写真が届きました

組子の設置写真が届きました。 下記、ご紹介させていただきます。

●三郎丸酒造様 (富山)

1952年にウィスキーの製造を開始し、北陸で唯一のウィスキー蒸留所として歩んできた「三郎丸蒸留所」様。
アニメ映画『駒田蒸留所へようこそ」のモデルにもなった蒸留所で若い世代への新しいアプローチも積極的に行っておられます。

その歴史と革新が交錯する場である工房の新設ブレンダー室に、当社の組子細工をご採用いただきました。



●西かね 様 (シンガポール)

福井県で1850年創業の老舗日本料理店「にしかね」様は、代々受け継がれてきた日本料理の技と心を守り続けておられ、現在は六代目の西信宏氏がその伝統を牽引されています。
西氏の故郷である福井市を上空から見下ろした構図を取り入れて製作させていただきました。



●蕎麦屋様 (ニューヨーク)

1996年に創業された「蕎麦屋」様は、ニューヨークにおいて本格的な十割そばを提供する数少ない名店のひとつ。
現地でも日本の伝統を大切にし、素材・技法ともにこだわり抜いたそばを通じて、日本の食文化の魅力を発信されています。内装には、組子の「麻の葉ちらし」シリーズから、新たに加わった〈あいの風〉と〈律の風〉を組み合わせたデザインをご採用いただきました。



●宮島の宿 宮島グランドホテル有もと 様 (広島)

世界遺産・厳島神社のほど近くに位置する、宮島を代表する老舗「宮島グランドホテル 有もと」様。歴史と自然に恵まれたこの地で、長きにわたり旅人をもてなしてこられた格式あるお宿です。

この歴史あるホテルに弊社の美術組子を納めさせていただきました。



●Aoki Restaurant 様(シンガポール)

シンガポールの大地を連想させる山、一年を通して水の恵みをもたらす雨、それらがダイナミックにうねるデザインの組子が設置されています。
デザインスタジオ・スピン小市泰弘氏が空間デザインを行い、美しい空間となっています。



●FTK秋葉原 (東京)

秋葉原を中心に位置するビル「FTK秋葉原」は、最新の設備と快適な環境を備えた魅力的なオフィスビルです。
国内外から多くの観光客が訪れる「秋葉原」という地にふさわしく、当ビルのエントランスにタニハタの組子細工「麻の葉ちらし 木もれ日」と「吉祥組子 青海波」を設置いただきました。




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「まちなか みるすぽパーク」にて体験ブースを出展しました。

2025年5月31日(土)、富山県庁前公園(旧NHK跡地)で開催された「まちなか みるすぽパーク」にて、ミニ組子の制作体験ブースを出店しました。このイベントは、富山県庁の職員有志による「富山県スポーツまちづくり研究会」が主催し、スポーツを「みる」ことを通じて街の賑わいを生み出すことを目的とした新たな取り組みです。


初開催とは思えないほど多くの人でにぎわい、カターレ富山のパブリックビューイングを中心に、飲食やステージ、体験型ブースが軒を連ねる楽しい一日となりました。

私たちは、伝統的な木工技術である「組子」の魅力を知っていただくため、ミニ組子の体験ブースを出店。今回は籠目(かごめ)文様を題材に、始めはヒントを出さずに自由に組み始めていただく形式で行いました。参加された方は大人と子どもがちょうど半々ほどで、最終的に25名の方に体験していただきました。



印象的だったのは、子どもたちの吸収力と発想の柔軟さです。大人の多くは慎重に手を動かしながら試行錯誤していたのに対し、子どもたちは直感的にピースを動かし、驚くほどスムーズに組み上げていきました。ものづくりの入り口として、子どもたちの“まずやってみる”姿勢はとても学びがあり、感心させられる場面が多々ありました。また、富山県知事ならびに富山市長にも弊社ブースにお立ち寄りいただき、温かい励ましのお言葉を頂戴いたしました。

当日は午後から雨の予報もあり、午前中に来場が集中。午後にはカターレ富山のパブリックビューイングが始まり、会場は応援ムードに包まれました。試合は2-2の引き分けと惜しい結果でしたが、多くのサポーターが一体となって応援する様子は、スポーツと地域のつながりを感じる貴重な光景でした。次回こそ、カターレの勝利を願っています。

今回の出店を通じて、「組子って初めて知った!」「やってみると意外と難しい」という声をたくさんいただき、ものづくりを見ていただくだけでなく、“体験”で届ける大切さを改めて実感しました。短い時間でも心に残る体験をこれからも提供していけたらと思います。
イベントを企画運営してくださった関係者の皆様、ブースにお立ち寄りくださった皆さま、本当にありがとうございました!

谷端憲杜





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