タニハタブログ Blog

組子らんまを作る会社<タニハタ>の日々の出来事、その思いをブログで綴ります。

富山の山から、クロモジをいただく

富山県黒部の山へ入り、組子座で使用するクロモジを採取してきました。

クロモジはクスノキ科の落葉低木で、日本の山に自生しています。
枝に黒い斑点模様があることから「黒文字(クロモジ)」と呼ばれるようになったと言われています。

昔から高級和菓子に添えられる楊枝として使われてきたため、「クロモジ楊枝」という名前を聞いたことがある方も多いかもしれません。
実際に組子座でお客様にクロモジのお茶をお出しすると「あのクロモジの木ね。茶道をやっているから知っているわ」と言われることが多いです。

近年では、お茶以外にも爽やかな香りを持つ精油などでも注目されています。

クロモジ採取 富山
クロモジが採取できる山です。地元の方には予め了解をもらっています。
富山 大理石
黒部では昔、大理石が採れたとのこと。その大理石は国会議事堂にも使用されているとの話しを聞きました。
クロモジの葉 
クロモジの葉は、手の平のように大きく広がるのが特徴です。
クロモジの山
かなり急勾配で登るのは大変でした。。
クロモジ伐採作業 組子座
伐採しても来年にはまた伐採できるようです
クロモジとタニハタ
余裕の笑顔ですが、実際はバテバテ。。

山を守る人。
資源を活かそうとする人。
地域の自然を未来へ残そうとする人。

そうした多くの方々の努力によって、私たちは木を使うことができています。

組子座では、組子だけでなく、その背景にある富山の自然や文化も伝えていきたいと考えています。

今回採取したクロモジは、組子座の空間づくりや香りの演出などに活用する予定です。

組子作品を見るだけではなく、
木の香りを感じて、木を飲む。

そんな五感で楽しむ体験を通じて、富山の自然の豊かさを感じていただければ幸いです。

組子座は、組子を展示する場所であると同時に、富山の森と人をつなぐ場所でもありたいと思っています。

組子座ではクロモジのお茶をお出ししております。

組子座のオープンから一ヶ月が経過しました。

組子座がオープンして、一ヶ月が経ちました。

正直、この一ヶ月は私たちにとって驚きの連続でした。
「富山駅前に店を出すというのは、こういうことなのか」と感じる場面が本当に多くありました。

毎日のように、さまざまな方が組子座を訪れてくださいます。
地元富山の方はもちろん、県外、そして海外からのお客様まで。
建築関係の方、観光で来られた方、ものづくりに興味を持つ学生の方、日本文化を学びたい海外の方など、本当に幅広い出会いがあります。

特に感じるのは、富山駅前という場所の力です。

富山は、東京から北陸新幹線で約2時間。
以前よりも「少し遠い地方都市」ではなく、「思ったより近い場所」になったのだと実感しています。

実際に、
「東京から日帰りで来ました」
「金沢旅行の途中で立ち寄りました」
「海外から来て、日本の伝統工芸を見たかった」
そんな声を多くいただきます。

そして、ただ人が来るだけではありません。
組子座には、日々さまざまな情報や出会いが集まってきます。

富山の飲食店の話。
観光や宿泊の話。
工芸や建築、デザインの話。
林業や環境問題の話。
海外から見た日本文化の話。

駅前にあることで、人と情報が自然に交差していく。
それは、工場だけではなかなか得られなかったワクワクする感覚でした。

組子座を通して、県外や海外の方に素晴らしい富山の魅力を知っていただく。
そして地元の方にも、「富山にはこんな価値があったのか」と改めて感じてもらう。

そんな場所に少しずつ近づけていければと思っています。

オープンから一ヶ月。
まだ始まったばかりですが、この場所から見える景色は、私たち自身にとっても新しい発見の連続です。

これからも、組子だけでなく、富山の文化や自然、ものづくりの魅力を発信していきたいと思います。

今後とも、組子座をよろしくお願いいたします。

組子座 WEBサイト

組子座 プレオープンを終えて

4月9日、「組子座」のプレオープンを開催いたしました。
県内外からクリエーターの方々、工事に携わってくださった業者関係者の皆さま約70名の方にお越しいただきました。
改めて、この場を借りて心より御礼申し上げます。

組子座 プレオープン
組子座 プレオープン 挨拶
組子座 プレオープン ワークショップ

会場となった組子座の空間の中では、ケータリングサービスを取り入れ、木の香りとともにゆったりとした時間が流れました。
料理や飲み物を片手に、組子のワークショップを楽しみながら、自然と会話が生まれ、人と人とがつながっていく――そんな光景がとても印象的でした。

そして、この日の大きな見どころのひとつが「おわら 風の盆」です。
おわらをコンセプトにした組子の前で舞っていただき、、伝統芸能と伝統工芸がひとつに重なる瞬間に、ものづくりを生業にするものとして深い感動を覚えました。


静けさの中に情緒が漂い、空間全体が一体となるような時間でした。
ご来場の皆さまも、その美しさに酔いしれ、深く心に残るひとときになったのではないかと思います。

「組子座」は、単なる展示や販売の場ではなく、人が集い、感じ、つながる場所として生まれました。
今回のプレオープンを通じて、その可能性を強く実感することができました。

これから4月15日の本オープンに向けて、より良い場づくりを進めてまいります。
富山から世界へ、組子の魅力と想いを発信していきます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。   谷端

タニハタが考える<組子細工の定義> 掲げました

組子という言葉が世界に広がる一方で、3Dプリンターでの樹脂素材やNCルータやレーザーカッターによる合板削り出しなど、見た目だけを模した「組子風」の製品が増えています。

美しければよいという考えのもとで本質が曖昧になれば、やがて言葉だけが残り、技術と思想は失われてしまうでしょう。
だからこそ私たちタニハタでは、組子の定義を明確に示すことにしました。  

組子細工の定義

2026年4月1日 谷端 信夫

組子座 オープンのお知らせ


このたび、富山駅前徒歩2分の場所に、組子の可能性を発信する拠点「組子座(くみこざ)」をオープンいたします。
組子座は、伝統技術としての組子細工を、現代建築や空間設計の中でどのように活かせるのかを体感いただく場です。

また、富山の自然や観光名所をモチーフとしたデザインや、曲面・立体組子への展開など、従来の組子技術を超えた木工技法も駆使した作品を設置しています。

さらに、組子座では、実がならなくなり伐採された梨の木や、昨年の熊問題で伐採された柿の木、能登地震で被災した住宅から取り出した青森ヒバなど、廃棄される寸前の素材をアップサイクルし、組子作品に作り替え、新たな価値として空間に組み込んでいます。

意匠としての美しさだけでなく、素材のストーリーや環境への配慮まで含めて設計する。
これからの建築に求められる視点を、組子を通して提案します。

県内、県外、海外の皆さまにとって、新たな素材選択や表現のヒントとなる場になれば幸いです。

ぜひ現地で、実際の質感・精度・スケールをご体感ください。

■ 組子座
〒930-0002 富山県富山市新富町1-2-3 CiCビル一階 
富山駅前 徒歩2分(南口地下通路 南二番出口横) 
TEL:076-411-6118

WEBサイト
https://kumikoza.com/

チラシ A4サイズ

組子座動画

※本オープンは4月15日(水)10時 となっております。

組子の製作体験(2月)

2月5日

富山県建築士会の皆様がご来社くださいました。
富山県建築士会は、富山県内の建築士で構成される専門団体です。
研修や講習、地域連携を通じて富山県の建築技術の向上と安全・安心なまちづくりを推進されている団体です。

富山県建築士会 組子工場見学
富山県建築士会 組子工場見学 ワークショップ

今回の体験では、かなり細かいピッチの「竜胆」の文様を組んでいただきました。

ご参加いただいた皆さまからは、
「職人の技術力と精度の高さに圧倒された」
「富山にこのような素晴らしい技術があることを初めて知った」
「実際に細部まで見ることで、組子の奥深さを実感した」
といった嬉しいお声を多数いただきました。

建築の最前線で活躍される皆さまと、素材・構造・意匠について意見を交わす有意義な時間となりました。

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2月9日

京都 DENTO様のFAMツアーにて工場見学にお越しいただきました。

以前、京都のホテルに納めさせていただいた際の施工写真をお見せしたところ、なんと前夜ちょうどそのホテルにご宿泊されていたとのことでした。
すでに組子の写真も撮影されており、この偶然のご縁に大変感動されていました。

京都で伝統の魅力を発信される業者様と、地域材活用や持続可能なものづくりについても意見交換ができ、実りある時間となりました。

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2月20日

東京大学 木質材料学研究室 青木謙治先生と生徒様 20名がご来社くださいました。

昨年7月7日・8日の2日間、弊社社長と職人数名が岐阜県東濃地方のヒノキ材伐採現場および木曽ヒノキ備林ツアーでご一緒した際に、「ぜひ工場見学に伺いたいです」と嬉しいお言葉をいただきました。そのご縁がつながり、このたび弊社へお越しいただく運びとなりました。(当時のブログはこちら)

まずは組子の歴史や弊社の取り組みについてご紹介させていただいた後、ミニ組子「胡麻」の製作体験に挑戦していただきました。

地組となる三つ組手では、完成までのスピードを競うべく一斉にスタート。これまでに見たことのないほどの速さで皆さん組み上げられていきました。

一方で、胡麻の葉っぱ組みはやや苦戦されるご様子も見受けられました。しかしその傍らで、先生が真っ先に完成。木の質感や構造を瞬時に手と目で捉え、組み上げられたとのことです。その様子に、学生の皆さんからも驚きの声が上がっていました。

工場見学の際も、組子の構造や木材の特性について熱心に耳を傾けてくださり、活発なご質問をいただきました。

東京大学にて木材の研究されている若い皆様との意見交換は、私たちにとっても大変学びの多い時間となりました。
今回のご訪問が、皆さんの今後の研究や将来のご活動に少しでもお役立ていただけましたら幸いです。

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杉本

2月27日

地球の歩き方様のFAMツアーにて工場見学にお越しいただきました。

地球の歩き方様は、国内外の旅情報を発信する老舗ガイドブックブランドで、近年は地域の深い魅力を掘り下げたコンテンツ制作にも力を入れておられます。
当日は製材から加工、組み上げまでの工程をご覧いただき、無垢材のみを用い木と木を精緻に組む組子の思想と技術をご紹介。
富山の森と水に育まれた素材の背景や、持続可能なものづくりへの取り組みについてもお伝えする貴重な機会となりました。

今後もこのような機会を大切にしながら、海外からお越しの皆さまにも安心して楽しんでいただける工場見学を目指してまいります。

組子の製作体験(1月)

富山国際交流機構様のプログラムの一環として、東南アジアの青年37名の皆様にお越しいただきました。
インドネシア、タイ、マレーシアなど、さまざまな国からご参加いただいています。

当日は2グループに分かれ、2回に分けてワークショップと工場見学を行いました。
今回は「竜胆」のミニ組子を製作していただきましたが、皆さんの製作スピードがとても早く、思わず驚いてしまいました。

完成後には、嬉しそうに出来上がりを見せ合ったり、ご友人同士で写真や動画を撮ったりと、和やかな雰囲気がとても印象的でした。
終了後には、展示物を背景に、自分で製作したミニ組子を手に取り、楽しそうに写真撮影をされていました。

普段なかなか触れることのない組子に実際に触れ、製作体験を通して、見ているだけでは伝わらない多くの魅力を感じていただけたのではないかと思います。また、皆さんが製作に取り組まれている最中の真剣な眼差しや、完成後に見せてくださった笑顔から、ものづくりを楽しむ気持ちや、たくさんの前向きなエネルギーを強く感じました。
この体験をきっかけに、組子の美しさが、国や文化の違いを越えた多くの方々に伝わっていたら嬉しいです。

江端

スペイン大使館で開催された特別セミナーに参加させていただきました。

東京・六本木にあるスペイン大使館で開催されたスペインのデザイナー<アンドレウ・カルーヤ氏>の特別セミナーに参加させていただきました。

セミナーの内容は、アンドレウ・カルーヤ氏が伝統的な日本の職人文化に魅せられ、日本各地をめぐって出会った手仕事の世界を紹介しており、デザイナー、建築家の方など100人くらいの方が聴講されていました。スペインの方のデザイン視点や文化的背景について語られる内容は、日本のものづくりのあり方を再考させられるものでした。これからの空間デザインや職人の働き方、日本の素材の価値について多くのことを知る機会となりました。

現代のデジタル社会に対しても疑問を呈しておられ、組子製作から出る音や香り、木の質感など人間の五感を使ったモノづくりにも重要な価値があることを教えていただき、もっと大切にして発信しなければならないと思った次第です。
今年の夏にご家族で当社に来社され組子のワークショップや工場見学を楽しんで行かれ、そんなご縁のお陰でセミナーの最後には壇上にまであげていただき、とても記念になる体験をすることができました。

小さな亀甲組子を展示していただきました。

スペイン大使館は佇まいの美しい建物でした。

今回のセミナーを通じて、素材と時間、手仕事にまつわる本質的な問いに向き合う貴重な機会を得られたことに感謝しています。

アンドレウ・カルーヤ氏 プロフィール

小学生の子供達からお便りをいただきました

先日、工場ワークショップに参加してくれた広田小学校のみなさんから、たくさんのお礼のお便りが届きました。
一枚一枚に、組子づくりを楽しんだ様子や、初めて木に触れたときのワクワクした気持ちが描かれていて、私たちスタッフも胸が温かくなりました。

木の香りや手触りを通して、ものづくりの楽しさや木材の大切さを感じてもらえたなら、これほど嬉しいことはありません。
これからも地域の子どもたちに、伝統工芸と木の魅力を体験していただける場づくりを続けていきたいと思います。

お便りをくださったみなさん、本当にありがとうございました。

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組子の設置写真が届きました (2025年 秋)

組子設置写真(9物件)が当社に届きましたのでご紹介させていただきます。



1 Canonical Ltd.様 (ロンドン)

ロンドンに本社のあるCanonical Ltd.様に、「麻の葉」文様の組子と、麻の葉ちらしシリーズの「ちぎれ雲」納入させていただきました。
ロンドンのオフィス以外にも台湾、スペインにも納入させていただきました。

https://www.tanihata.co.jp/contents/gallery/post_2624/


2  迎賓館  (タイ)

タイ・バンコクに所在する迎賓館に、当社の組子を納入させていただきました。
組子デザイン制作は、デザインスタジオ nendo様と共同で行いました。

https://www.tanihata.co.jp/contents/gallery/post_2605/


3 Hanare by Kitaohji Restaurant様 (タイ)

東京で90年以上の歴史を誇る日本料理店「個室会席 北大路」様は、東京で創業90年を誇る会席料理の名店です。
今回、タイ・バンコク店に弊社の組子を納入させていただきました。

https://www.tanihata.co.jp/contents/gallery/post_2613/


4 八芳園様(東京)

広大な日本庭園を有する東京・白金台の結婚式場「八芳園」様は東京の三大結婚場のひとつ。
披露宴会場に特注の組子を納入させていただきました。

https://www.tanihata.co.jp/contents/gallery/post_2600/


5 角川大映スタジオ 様 (東京)

株式会社角川大映スタジオ様は、日本の東京都調布市多摩川に所在する歴史ある映画スタジオです。
今回この音響スタジオに、タニハタの吉祥組子 「麻の葉」、「胡麻」文様を14枚納品させていただきました。

https://www.tanihata.co.jp/contents/gallery/post_2569/


6 四万温泉 積善館 様 (群馬)


群馬・四万温泉の静かな谷あいに佇む老舗旅館、積善館様。
美術組子の帯わけタイプの欄間と、特注の引き戸用面材を合わせて35枚、納入させていただきました。

https://www.tanihata.co.jp/contents/gallery/post_2617/


7 株式会社モトーレン阪神 芦屋支店 様 

日本らしい「和」の趣が随所にちりばめられた高級車販売店舗に、組子をご採用いただきました。

https://www.tanihata.co.jp/contents/gallery/post_2598/


8 ホワイト邸 (テキサス)

アメリカ テキサスの個人様邸に、麻の葉ちらし TAタイプ「結び風」を納入させていただきました。

https://www.tanihata.co.jp/contents/gallery/post_2638/


9 T邸 (ロンドン)

ロンドンの個人様邸に吉祥組子「帝つなぎ」を納入させていただきました。

https://www.tanihata.co.jp/contents/gallery/post_2643/

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●組子施工写真集 一覧  https://www.tanihata.co.jp/contents/gallery/



2025年は海外および大口物件の納入が大幅に増えた年でもあります。

デザインも手の込んだものが多くなり、製作納期や打ち合わせにかなりお時間をいただくことが増えました。

この傾向は来年も続くと思われます。

当社の組子製品の購入を検討されているお客様は、お時間に余裕を持っていただくと大変助かります。

来年も引き続きよろしくお願いいたします。   谷端

組子の製作体験(11月)

11月7日
富山市立北部中学校の生徒さん12名が来社されました。「自分たちの知らない富山の魅力を発見する」というテーマのもと、
グループに分かれて市内の事業所や施設を巡る授業の一環として、今回弊社にお越しいただきました。

なんと数年前に広田小学校の工場見学で当社を訪れたことがある生徒さんが一人おり、「とても懐かしいです」と話してくれました。
こうして再び訪ねていただけたことを大変嬉しく思います。

11月18日
観光庁・JNTO観光招請事業として、米国メディアのFAMトリップにてタニハタに来社いただきました。
伝統文化や工芸体験中心のツアー内容になっており、鋳物製作体験や木彫り彫刻体験、和紙すき体験をされるご予定です。

この日はNHKさんの取材があり、その日の夕方には見学の様子が放送されました。
今年は海外から組子細工の問い合わせが驚くほど増えました。
来年も一人でも多くの方に組子の素晴らしさを伝えてまいりたいと思います。

組子製作動画を3点 アップしました

組子づくりの過程で生まれる小さな端材やかんなくず。
タニハタではそれらを「捨てるもの」ではなく、「次の命を吹き込む素材」として見つめ直しました。
貴重な木材を大切にしたい・・そんな職人達の思いから誕生したのが、ヒノキの香りを活かした天然アロマスプレーです。
その製作動画が完成しました。

https://www.youtube.com/watch?v=qgaO5u6HDMc

大トロのようなヒノキの一番良い部分を使ったアロマスプレーとなります。

”木を、最後の一片まで美しく使い切る”  それがタニハタのものづくりの基本姿勢。
廃材ゼロをめざしてこれからもいろいろ工夫して参ります。

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満開の桜よりも、むしろ散り際のはかない美しさを愛する日本人の感性を、 天然木と麻の葉文様のバリエーションを散りばめることで表現した、タニハタのオリジナル 組子シリーズ「麻の葉ちらし」。

製作動画 アップいたしました。

https://www.youtube.com/watch?v=lpTSFchYrko

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ホテルのエントランスやラウンジ、客室の間仕切りなどに使用されてきたタニハタの美術組子。
品格ある日本の美を全世界のホテルにお届けしてまいりました。

製作動画 アップいたしました。

https://www.youtube.com/watch?v=arDE24QLvjI


組子の写真が掲載された「入試過去問題集」が届きました

昨年、島根県の高校入試(数学)で伝統木工技術「組子」を題材にした問題が出題されました。その問題にタニハタの「麻の葉組子」の写真が使用されました。ベネッセさんからその時の問題が「入試過去問題集」として発行されて本日届きました。

このような問題が出題されたことは、私達伝統工芸を生業とするものにとって本当に嬉しく、ありがたい出来事でもあります。
「組子って何だろう?」 この問題を読んで一人でも多くの若い方に組子の素晴らしさを知っていただけたら嬉しく思います。

組子の製作体験(10月)

富山市立広田小学校5年生2クラス( 52名様)が、『地域の仕事・工芸を知ることで、地域愛や将来の地域貢献に繋げる』ことをテーマに、工場見学と組子の製作体験にいらっしゃいました。
昨年、弊社に来社した兄弟にお勧めされて、見学したいと声が上がったと聞き、大変嬉しく思います。

工場見学では、ご案内する一つ一つに対してとても興味を示してくださり、工場内に活気ある元気な声が響いていました。
鉋体験では、やってみたいと積極的に手を挙げてくれていました。

製作体験では『竜胆』のミニ組子を作っていただきました。
いち早く完成した方が自ら席を立ち、友達に教えて回っていた姿が印象的でした。

帰路では組子の話で盛り上がっていたと、先生から伺いました。
スマホの画面では受けて取ることのできない木の匂いや感触、音を、身体いっぱいに感じ体験することで、五感を刺激し養っていって欲しいと願います。                                                             登坂                  

                                              ※写真は学校の了承を得て掲載しています。

モノづくり職人が集う、クラフトフェア「ツギノテ」に参加しました。

10月18日(土)・19日(日)の2日間、富山県高岡市の高岡中央駐車場で開催されたクラフトフェア 「ツギノテ」 に参加しました。

このイベントは、「ものづくりの出会いをつなぐ“継ぎの手”で、ものづくりを未来へつなぐ“次の手”に」というコンセプトのもと、全国各地のクラフト作家や職人が集う熱気あふれる催しです。昨年は弊社代表がゲストスピーカーとして講演に登壇し、今年は会社としてブース出展という形で参加しました。

弊社として国内の物販イベントに参加するのは約25年ぶり。出展に携わった職人の多くが初めてのイベント経験でした。
組子の製作過程で出る端材やアウトレット品の販売に加え、亀甲の地組に好きなパーツをはめ込む「ミニ組子ワークショップ」を開催。
事前準備から当日の運営まで、話し合いを重ね、「組子をより多くの方に知っていただくこと」を目標に臨みました。

迎えたイベント当日、開場の10時前の受付には、多くの方々が列をなし、最後尾がみえないほどでした。
開場直後から、会場全体に盛り上がる声が広がり、弊社ブースも想像以上の盛況ぶり。「きれい!」「木の香りがいいですね」といった声が多く聞かれ、組子を初めて手に取る方も、もともとご存じの方も、皆さま笑顔でブースを楽しんでくださいました。「どうやって玄関に飾ろうかな?」や、「どのデザインが素敵だろう…」といったご質問に対し、職人たちも一緒に考えながら、普段あまりないお客様との直接の会話を楽しみました。

ワークショップでは、好きな文様や木材を選んで“自分だけの組子”を作っていただく体験をご用意しました。
お子さまから大人の方まで幅広くご参加いただき、中には「会場で他の方が持っているのを見て、自分も作ってみたくなりました」とおっしゃる方も。組子の魅力が人から人へと広がっていくのを感じ、私たちにとっても嬉しい瞬間でした。

2日間を通して、弊社ブースには多くの方にお越しいただきました。
ツギノテ全体でも過去最多の来場者数を記録したとのことで、作り手としてその熱気の中に立てたことは貴重な経験となりました。
約25年ぶりの出展で手探りの部分もありましたが、今後につながる課題や学びも多く得られ、非常に有意義な時間だったと思います。

何より、ご来場いただいたお客様、出店している企業の方々、ツギノテ実行委員会の方々…富山の地で「手仕事のチカラ」を信じ、未来へとつなごうとする多くの方々に出会えたことが、私たちのものづくりへの想いをさらに強くしてくれました。来年度のツギノテは、さらにパワーアップして開催されるそうです。私たちもその熱に負けぬよう、日々の仕事に真摯に取り組んでまいります。  

杉本

           

大阪・関西万博で感じた「伝統工芸の未来」

世界中から注目を集めた大阪・関西万博が閉幕しました。
今回、タニハタの組子細工は<サウジアラビアとの伝統格子 共同製作><林野庁主催のWood Change2025> 2つのイベントに参加させていただきました。

どちらも「伝統」と「未来」を結ぶ挑戦であり、私たちにとって貴重な学びの機会となりました。



サウジアラビア館の前で記念撮影

サウジの木工アーティスト Ahmad Angawi 氏とともに、日本の「組子」とサウジの伝統格子「Mangour」を融合させた作品を公開製作しました。
素材には日本のヒノキや杉を用い、アーモンドの花をモチーフとした文様を、両国の職人が丁寧に組み上げていきした。

文化も宗教も異なる国同士が、木という素材を通じて心を通わせる——まさに「手仕事の力」が国境を越える瞬間でした。


次回の万博開催国でもあるサウジアラビアとの協働を通じ、伝統工芸が国際的な対話の場となり得ることを強く実感しました。
Ahmad Angawi 氏とは、これからも協力して世界に向けて新しい組子世界を発信していきます。



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林野庁主催の「Wood Change 2025~使おう、日本の木~」では、能登半島地震で被災した氷見市の古材を再生し、組子アート作品「日本の秋・いのち」を展示しました。
解体家屋から救い出された木材に新たな命を吹き込むこの試みは、単なるアートではなく、地域再生へのメッセージでもあります。

木の香りや質感、光と影が織りなす温もりを通して、来場者の方々に「木と生きる豊かさ」や「資源を大切にすることの尊さ」を感じていただけたのではないかと思います。

伝統技術を持つ者として、環境や地域社会とどう向き合うか——その問いをあらためて胸に刻む展示となりました。

今回の2つのプロジェクトを通して、「伝統工芸は過去の文化ではなく、未来をつくる技術である」という確信を得ました。
国際的な舞台で伝統の価値を再発見し、環境と調和したものづくりを続けることこそ、これからの工芸に求められる使命だと感じています。

万博という世界の交差点で得た学びを胸に、タニハタはこれからも「木」と「人」と「文化」を結ぶ新しい挑戦を続けていきます。

森を育てる伐採-動画をアップしました

今年の7月、岐阜県の東濃ひのきの森に行ってきました。
その時のひのき伐採の様子を撮影し、オンライン動画としてアップいたしました。

500年近く続いている森を次の世代に繋いでいくにはどうすればいいのか・・
組子屋としてできることは限られますが、木材の素晴らしさ、林業の大変さ、木の持つ重要性を一人でも多くの方に知っていただけるよう世界に向けて発信すること。
これからも続けていきたいと思います。

森を育てる伐採 外部リンクへ
https://www.youtube.com/watch?v=KO24jgEks8Y


組子の製作体験(9月)

9月3日
BOJ株式会社様主催のFAMトリップで工場に来社いただきました。

今回はスマホスタンド製作を体験していただきました。初めてとは思えないほど、皆さん見事に美しく仕上げてくださいました。

終始和やかにご見学いただき、私どももご対応を通じて心温まる時間を共有させていただきました。今後は、海外からのお客様とのご縁を繋いでいただける機会を心待ちにしております。

9月4日
「氷見古材レスキュープロジェクト」に参加している通信制高校の学校法人青池学園AOIKE高等学校の生徒様と先生方がご来社され、9月23日(火)〜 9月29日(月)の7日間、大阪・関西万博会場内フューチャーライフヴィレッジ(FLV)にて展示される組子を弊社の職人とともに製作していただきました。

「氷見古材レスキュープロジェクト」は、2024年1月1日に発生した能登半島地震で被災した家屋から使える木材をレスキューし、文化資源として新しい命を吹き込む取り組みです。氷見古材ノットワーク様が「失われていく暮らしの記憶を残したい」という思いのもと活動を続けておられます。今回展示する組子は、その活動を通じて救い出された被災古材を素材とし、「日本の秋といのち」をテーマにしています。4つの伝統文様を組み合わせたデザインは、古材に宿る歴史と、新たに紡がれる未来を象徴しています。

今回参加された生徒様は、解体される蔵から材を取り出す活動にも参加されたそうです。組子製作にもご協力いただいたことで、自らの手で救済した古材が新たな作品に姿を変える過程を体験していただきました。

初めは、慣れない道具を用いながら行う細かな作業に、皆さん苦戦しておられる様子が見られました。ただ、職人のサポートを受けながら作業を続けるうちに、スピードもどんどん上がっていき、生徒様の中には職人も驚くほどのスピードでパーツを組まれている方もいらっしゃったほどです。

この組子は職人が仕上げを行い、大阪万博で林野庁のブースで展示されました。弊社としても、このような意義あるプロジェクトに参画し、伝統技術の継承とともに震災の記憶を未来へとつなぐ一端を担えたことを、大変誇りに思います。

9月8日
TEAM TRAVEL KURAMOTO CO., LTD.様主催のFAMツアーで11名様が来社されました。
アメリカ、ブラジル、メキシコ、オーストラリアの旅行会社の皆様にお越しいただきました。
工程は全体で6日間、金沢3日、富山3日とのことです。本日はタニハタの後、岩瀬を散策され、リバーリトリート雅樂倶さんを見学されました。

今回の見学を通して、日本の木工や工芸に興味を持っていただけたら嬉しく思います。この度は工場見学にお越しいただきありがとうございました。

タニハタ組子が大阪万博に2つのプロジェクトとして登場します。


世界中から注目を集める大阪・関西万博。 閉幕まであと残りわずかになってきました。
その会場に、私たちの組子が2つのプロジェクトとして登場します。
伝統と革新が交差する舞台で、組子細工の可能性を体感していただけます。


1 富山発「組子細工」とサウジアラビアの職人技 万博会場で伝統格子の国際共同制作を実施。日本とサウジの伝統工芸が融合する特別実演を公開

10月7日(火)・8日(水)の2日間、大阪・関西万博サウジアラビア館にて、サウジの木工アーティストAhmad Angawi 氏とともに伝統木格子の公開製作を開催します。

日本の伝統技術「組子」とサウジアラビアの伝統技術「Mangour」が融合する、万博でしか見られない2日間限定の伝統工芸の共演となります。

万博ならではの国際協働の舞台で、文化を超えて響き合う「手仕事の力」ご体感ください。

【概要】

日程:2025年10月7日(火)・8日(水) 

場所:サウジアラビア館 文化スタジオ

内容:サウジアラビアと日本、それぞれの国に根付く伝統文様が融合する木格子の公開製作。

Mangour(サウジアラビアなどの伝統建築で使われる木製の格子スクリーンの技法・様式)を用いたパネルに、飛鳥時代から続く日本の伝統技術「組子細工」の技法にてオリジナルの文様を職人が組み付けし、パビリオン内に展示します。

日本の繊細な「組子」とサウジアラビアの重厚な職人技が交差し、次回の万博開催国であるサウジアラビアとの文化交流を象徴する場となります。

【パビリオン・ブース紹介】

2025年大阪・関西万博におけるサウジアラビア館は、日本館に次ぐ規模を誇り、人気パビリオンの一つとなっています。
また、サウジアラビアは2030年に開催予定の「リヤド万博」の主催国でもあり、その未来への取り組みにも期待が寄せられています。
2日間限定の貴重な実演に、ぜひご注目ください。



●Ahmad Angawi 氏 プロフィール

サウジアラビアの歴史的地区「アル・バラド」に根差す伝統工芸「マンゴール(Mangour)」を継承するデザイナー/アーティストです。
マンゴールとは、釘や接着剤を用いずに木材を組み合わせ、光や風を通しながらもプライバシーを守るヒジャーズ地方特有の格子細工であり、ユネスコ世界遺産にも登録されているジェッダ旧市街の象徴的な建築技術です。

アンガウィはこの技術を基盤に、英国大英博物館「イスラム世界ギャラリー」やユネスコ・パリ本部での展示、ワシントンD.C.での国際金融公社(IFC)との共同展示など、国際的な舞台でサウジ文化を発信してきました。
また、カルティエとのコラボレーションによる中東ブティックのディスプレイ、イタリアの家具ブランドFratelli Boffiとの共同制作、ファッションや空港施設デザインへの応用など、ジャンルを越えた創作活動を展開しています。

彼の作品は「伝統と革新」「文化と現代性」の橋渡しをテーマに据え、工芸の持つ精神性を現代のデザイン言語に翻訳する試みです。
代表作「Loved & Beloved」シリーズでは、2つの木片が接着剤を使わず一体化する構造を、人と遺産の精神的な結びつきに重ね合わせ、国内外で高い評価を受けています。



9月、サウジアラビアチームとタニハタの工場内で事前のデモンストレーションを行いました。

中東で使用されている文様をベースに日本の組子細工の技法で作られたハッパ部分(花文様)を組み付けしていきます。

一個一個 手作業でアーモンド柄を製作していきます。材料は日本のヒノキ材と杉材を使います。

サウジアラビアで栽培されている<アーモンドの花>をイメージしたオリジナル文様を考えてはめ込みました。

アンガウィ氏が率いるサウジアラビアチームと工場前で記念撮影。 サウジアラビアは次の万博会場でもあり、かなり熱量が高いです。
昨年の12月からZoom等で打ち合わせを始めてやっとゴールが見えてきました。

ぜひ、サウジアラビア館へお越しください。




2 大阪・関西万博の林野庁主催イベント「Wood Change 2025 ~使おう、日本の木」プログラムにおいて、組子アート作品「日本の秋・いのち」 を展示いたします。

本展示では、能登半島地震で被災した富山県氷見市の古材をレスキューした木材 を素材に採り入れ、タニハタが丹精込めて組子細工を施し、秋の情景を光と影で表現します。伝統の技術と地域資源の再生を融合させた新たな試みにより、木と暮らす未来への可能性を来場者の皆さまに伝える舞台といたします。

【概要】

展示会場:大阪・関西万博 会場内 林野庁  フューチャーライフヴィレッジ(FLV)

展示期間:2025年9月23日(火)〜 9月29日(月)

木材の質感、暖かさ、木目の美しさを感じられる空間演出を施し、「木の可能性」を視覚と触覚で訴求します。

使用木材は、氷見古材ノットワーク による「古材レスキュープロジェクト」により収集された被災古材を素材として使用しています。

このプロジェクトには、地元住民や通信制高校の生徒も参加しており、解体家屋から取り出した材を救い、再び作品として命を吹き込む活動を支えています。

木と伝統工芸の可能性を来場者の皆さまに伝える舞台といたします。

スイスの富裕層向け雑誌 「HOCHEDEL Edition 40」に掲載されました。

表紙がハードカバーの立派な書籍が弊社に届きました。
このたび、スイスの富裕層向け季刊誌 「HOCHEDEL Edition 40」 において、8ページにわたり弊社をご紹介いただきました。

「HOCHEDEL Edition 40」は、インテリアのみならず、アート・ファッション・食・自動車など、幅広いライフスタイルを取り上げる季刊誌で、英語とドイツ語の2か国語で構成され、ヨーロッパを中心に多くの読者に親しまれています。

本号では、弊社のほかにも、Porsche(ポルシェ)やTony Ward Couture(トニー・ワード・クチュール)といった世界的に著名な企業が紹介されており、その中に加えていただけたことは大変光栄なことです。

HOCHEDEL Edition 40 tanihata kumiko

また、偶然にも、この雑誌が届いた数日後にスイスから折り紙アーティストの方が弊社にご来訪されました。
日本全国の伝統技術に関わる企業・美術館を巡っておられる中で弊社にもお立ち寄りいただいたとのことです。

組子の文様と折り紙には、深い繋がりがあるとのことで、実際に目の前で作品をつくっていただきました。つくった作品はプレゼントしていただいたので、弊社の展示場に飾らせていただきました。

近年、弊社にはスイスをはじめヨーロッパ各地からの問い合わせが増えており、工場見学にも実際に現地からお客様がお越しくださっています。
今回のようなご縁をきっかけに、今後さらに多くの出会いや繋がりが広がっていくよう、私たちも国内外に向けた発信を続けてまいります。

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